2008年12月15日月曜日

Climate change: a new landscape?

15日(月)は、午後2時半から、大使館で行われたセミナーに、石田参事と一緒に出席。テーマは「Climate change: a new landscape?」で、要するに地球温暖化対策の話。
セミナーは、大きく2部構成になっていて、前半が、英国のシンクタンク(になるのかな?)Carbon Trustの環境戦略チーフエコノミストのMichael Grubb氏と、国立環境研究所の上級調査員、藤野純一氏によるプレゼンテーション。地球温暖化により、もし何も対策をしなければどうなるのか、それを避けるために、どのようなシナリオを描いてどのような対策を打たなければならないのかといった点に関する、主として理論的・技術的側面からの話。
 で、後半がイタリア大使館のGiovanni Brauzzi氏の司会で、日本国外務省の地球規模課題審議官の杉山晋輔氏、フランスの国際環境問題交渉チームのトップ Paul Watkinson氏、アメリカのジョージタウン大学客員教授のThomas Brewer氏による「The road to Copenhagen」と題されたパネルディスカッション。こちらはもっぱら政治的な話。
 僕は残念ながら、あとの予定があったため、第1部だけを聴いて途中退席。
 第1部のメッセージでも強く感じたけれど、この地球環境の問題は、長期的で世界的な取り組みが必要であるだけに、いかに人々の意識を変え、ライフスタイ ルや価値観そのものを適切な方向に変えていくことができるかが決定的に重要になる。これまでの政治的課題とは、かなり異質な手法が要求されるものだろう。 しかし、いかに困難であっても、なんとしてもやり遂げなければならない課題である。

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