2008年12月5日金曜日

日本クラブ教育セミナー

5 日(金)のお仕事は、まず午前中、調査会社ユーロジャパンとの打ち合わせ。キルヒナーさんとの出張で、イギリスの地方自治政策を調査し、考える上でも、 ユーロの影響はとても無視できなくなってきているので、ある程度本腰を入れてユーロの政策をフォローすることを考え始めている。今回は、まずその下準備と いった感じ。とりあえず、調査会社に委託して、2週間に1回の割合で、ユーロの打ち出した政策のうち地域開発等に関係するもの、あるいは地域開発に直接は 関係しなくても、環境、福祉、教育など、イギリスの地方自治施策に影響を及ぼしそうなものを、ピックアップしてメールで送ってもらおうとしたのだが、この 日はまずそれのできそうな調査会社との打ち合わせ。事前にいただいたサンプル資料が結構しっかりできていて好感を持っていたのだけれど、プレゼンに現れた 人も2人とも若い女性ながらしっかりしていて、信頼はできそうな感じ。とりあえず、3月まで試験的に調査を委託してみることに。期待に応えてくれて、継続 できるようだととてもありがたい。
夕方6時からは、日本クラブで行われた、「教育と言語に関するセミナー」に、松野下所長補佐と一緒に出席。
最初、講師紹介の後、6時10分から50分頃まで山本麻子講師の講演。主として日英の文化の差による教育の目的や方法の違いについての話。ある程度想像は ついていたことだけれど、やはりイギリスは個人と言論というものを非常に大事にし、教育では主体的な調査・考察やプレゼンテーションを重視するということ のよう。つまり、授業においては、とにかく間違ってもいいからガンガン自分の意見を言うのが大事だと言うこと。また、それをしないと評価が得られない。日 本で下手にそれをやると、友人から村八分に合うことも多いので、その辺の切り替えの問題が重要だと言うことを再認識。
7時からは笹川(ガーモリー)真理子講師。前の山本講師はいかにも学者って感じの人だったけれど、笹川講師の方は、こちらで実に手広くいろいろなことをやっておられる人。
今回のセミナーが、駐英日本企業の人事担当者を主なターゲットにしていたらしいこともあって、話の中心が、企業の駐在職員のフォローのためには、企業の人 事がどのようにしたらいいか、ということだったので、僕自身には直接のかかわりは薄かったけれど、子供の教育の話などについては、真剣に耳を傾けた。こち らに来てからの子供の教育には、親、特に父親のフォローが欠かせないこと、特に学校の面談の参加は必須で、特に父親もできる限り参加すべきこと(自分が しゃべれないと思うのなら、通訳を雇ってでも行くべきとのご意見)、担任の先生には、できるだけまめに手紙やメールを書いて、親がきちんとコミットしてい ることを示すこと、クリスマスや学年終わりには、カードやプレゼントを贈るのがマナーであること、などなど、やはり経験者の話は重要。
このセミナーは、今回が第1回で、今後は子供の年齢別に数回開催されるらしい。第2回の未就学児童はいいけれど、第3回の小学生(4月予定)、第4回の中・高校生(7月予定)は、できれば聞いておきたいと思った。

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