10 日(水)は、午後4時から英国下院第12委員会室で行われた、「All Party Parliamentary Group on Local Democracy」のフォーラムに参加。テーマは「How can we make parishes work in our major cities?」。つまり、英国の伝統的なコミュニティであるパリッシュ(元来は教会の教区の意味だけれど、現在はかならずしも宗教的なものではなく、基 本的に日本の自治会に近い)が、これからどうあるべきなのかについて議論する会。キルヒナーさんと一緒に参加してきた。
まず、座長のDavid Curry議員がオープニングのコメントを行った後、ひな壇に座っていた人たちが、順次5分程度のプレゼン。プレゼンの最初は(たぶん)副座長のNick Raynsford議員で、以下、先日ダービシャーのセミナーにも講師でお越しいただいたLGAのシンクタンク「Local Government Information Unit」のAndy Sawfordさん、Bob Neill議員、Hazel Blears コミュニティ・地方自治大臣、Julia Goldsworty議員、ロンドンのTower Hamlets区のHugh Barnard氏と続いた。ブリアーズ大臣は、ひな壇のプレゼンが終わったら退席。お忙しそう。
で、プレゼンが終わった後も、一般参加メンバーである主としてNALCのメンバーを中心に、順次意見発表が行われた。
正直言って、議員はめちゃくちゃ早口だし、アクセントの癖のある人も多くて、僕のヒアリング能力では理解するのがかなり厳しい会議だった。でも、詰まると ころ、分権による多様化はとても大事だ、でも、地方自治の各階層ごとの役割分担も混乱させてはいけない、といったところがポイントだったように思う。常識 的な話。単に僕にとってはその部分しか理解できなかった、ということだけかもしれないけれど。でも、フランクで熱心な議論は、活気があっておもしろかっ た。
終了後、NALCで知り合った人たちや、LGIUのAndyに挨拶して引き上げる。そうそう、議会ショップでいろいろなロゴ入りグッズも売っていたので、子供たちへのクリスマスプレゼントようにいくつかゲット。しっかり商売に乗せられた。
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