25日は朝6時に起き、7時40分に、St.Pancras駅のユーロスター改札前で、石田参事と待ち合わせ。手荷物検査、出国審査もつつがなく終わり、 結構時間があまった。しかし、大陸のユーロ諸国の間では、いまやそもそも出入国審査そのものがなくなっているということなので、イギリスはなにか今ひとつ ユーロに溶け込み切れていない感じ。
8時40分に出発し、パリ北駅まで、現地時間12時20分(ロンドン時間11時20分)までの2時間40分の旅。あっという間だった。ユーロトンネル(ち なみに、英語では Eurotunnel は会社名で、トンネルそのものは Channel Tunnel というらしい)も、話している間にいつの間にか終わってしまったという感じ。「海底トンネル」という実感は全然ない。
パリ北駅からは、地下鉄で宿泊場所のホテルへ。マドレーヌ駅近くの Hotel Queen Mary。ホームページには日本語バージョンもあり、結構日本人御用達のホテルみたい。実際宿泊中にも何組かの日本人に会った。でも、都心の便利な場所にある割に、こぢんまりしてとてもきれいで感じのいいホテルだった。
ホテルで荷物を置いた後、石田さんが予約してくれていた昼食の場所「Lavinia」 へ。ここは、元々ワイン専門店だったのが、2階でレストランもやっているという感じ。すばらしいのが、レストランで食事の時に飲めるワインの値段が、下の 店の価格と同じということ。もちろん下で買って持ち込むのもOK。とはいえ、フランスワインの銘柄は全然わからないので、メニューから一番安かった9ユー ロちょっとの「Cheverny」というワインを頼んで飲んでみたけれど、十分すぎるほどおいしかった。食事もおいしくて大満足。
昼食後、歩いてパリ事務所へ。引っ越したばかりの事務所の中を一回り案内していただき、しばらく雑談した後、今回の出張の目的、サロン・ド・メールへ。
地下鉄で、Opera から Porte de Versaille まで行くと、会場の Paris EXPO は駅の目の前。意外に便利な場所だった。
広い会場のブースをざっと見て回った後、パリ事務所のブースに立ち寄って、エキシビションの日本茶のふるまいを見学。
来ていたフランス人たちも楽しそうで、とてもいい感じだった。
視察後は、シャンゼリゼ通りのイルミネーションを見たり、凱旋門からパリの夜景を眺めたりと軽く観光を楽しんだ後、フレンチの夕食。実に充実したパリ初日だった。
26日は、朝7時半にホテルでビュッフェの朝食。8時半頃ホテルを出て、マドレーヌ寺院を視察。横の入り口に年配の人たちが大勢並んでいて、何事かと思ったら、チャリティのバザーがあるので、それに並んでいるとのこと。みんな熱心なのに驚いた。
その後、買い物をしたり、美術館に寄ったりして時間をつぶした後、パリ事務所の時澤所長と合流。事務所近くのクレープ屋さんで昼食。「クレープ」と言って も、まったく甘くはなく、生地がそば粉でできており、そこに玉子やチーズ、マッシュルームなどが載っている、ボリュームたっぷりの「食事」。プロヴァンス (だったかな?)の田舎料理らしいけど、ほんとフランスには地場のおいしいものがいろいろあるものだと感心。
昼食後、時澤所長に簡単に市内を案内してもらい、帰途につく。帰りにユーロスターでは、修学旅行の日本の中学生らしき一段に出会い、ちょっとびっくり。修 学旅行もずいぶんリッチになったもの。でも、先生は結構大変だと思うけど。同じ車両になってしまわないかとちょっとびくびくしたけれど、杞憂に終わる。
英国に戻るのに、手荷物検査と出入国審査があるのはやむを得ないとして、入国カードまで書かされるのには驚いた。同行した石田さんのおかげでスムーズに行ったものの、普通想像できない。どれだけユーロと距離を置けば気が済むのか?
ともあれ、帰りの旅も列車の時刻通りつつがなく終わり、実に充実したパリ出張を楽しむことができた。
時澤所長はじめ、お世話になったパリ事務所のみなさん、本当にありがとうございました。
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