2008年11月23日日曜日

11月17日~23日

今週は、1週間ブログを書かなかったので、結局元に戻って一週間分のまとめ書き。

先週の日曜日16日は、特にイベントもなく、買い物等のみ。

17日(月)から18日(火)にかけては、ダービシャー出張。

17日は、午後2時半過ぎに事務所を出て、村瀬次長と2人でダービシャーへ。King's CrossからDerbyで乗り換えて、Matlockまで。Derbyまでの電車も10分くらい遅れたけれど、乗り換えには問題なし。しかし、 Matlock行きの電車も遅れて、結局駅に着いたのが午後6時20分過ぎ。タクシーを呼んで、Derbyshire County Hallに着いたのは午後6時35分。この日の用務は、豊田市と、ダービシャーカウンティ、ダービー市、南ダービシャー市の間の姉妹都市成立10周年記念 式典の出席だったのだけれど、午後6時半開会の予定だったので、遅れてひやりとした。しかし、着いたときにはまだレセプションの最後で、ぎりぎりセーフ。 荷物を置いて席に着いたところで、ちょうど始まった。
会は、4自治体の代表者あいさつ(豊田市長さんは英語でスピーチ、市議会議長さんは日本語スピーチで通訳)、その後、10周年記念の署名交換があり、アトラクションへ。
アトラクションは、豊田市側が日本舞踊を3セット、ダービシャー側は、高校生くらいの若者たちの合唱。赤とんぼを日本語で歌ってくれたのが、非常に印象的 だった。合唱の最後に日本舞踊で踊ってくれた人の一人らしき人が、会場の後ろで突然倒れ、救急車を呼ぶというハプニング。心配したけれど、大事には至らな かった様子。
それも午後8時頃には終了し、部屋を変えてリフレッシュメント。立食の食事。今度はアルコールなし。9時頃おいとま。
タクシーを呼んでもらおうとしたが、なかなか来ないので、結局カウンティの車でホテルまで送っていただいた。
泊まったホテルは、Hodgkinson Hotel というこぢんまりとはしているけれど、実に趣のあるきれいなホテル。チェックインした後、村瀬さんの部屋に行き、2人でルームサービスのチーズとワイン。安くておいしかった。大満足。

18日は、朝食の時にLocal Government Association の国際担当のスーザン・ヘイドリーさんに会う。彼女も昨日の式典に出席し、同じホテルに泊まったらしい。前日は全然気づかなかった。朝食後は、11時の チェックアウトまで、部屋でスピーチの練習。午後からは、うちの事務所主催の日英交流セミナーをカウンティ・ホールで開催し、僕もそこで講演することに なっているため。
チェックアウト後、11時10分頃にタクシーに乗り、20分頃カウンティ・ホールに着く。ロンドン事務所からのメンバーの先発隊はすでに到着しており、準 備に余念がない。会場(講演会場は、カウンティの議会本会議場)チェックの後、村瀬次長、ジェイソン調査員とカウンティのカフェで昼食。昼食後、12時過 ぎから講演のリハーサルを行う。
13時30分から西イングランド大学のロビン・ハンブルトン教授の司会でセミナー開始。セミナーのテーマは、「Sustaining Regeneration through Partnerships in the Changing Economic Climate」。直訳すると、「変わりゆく経済状況の下でのパートナーシップを通じた持続的再生」といったところ。要するに、現下の厳しい経済状況にお ける地域再生のありかたを話し合おうというもの。
まず、カウンティの議長ジョイス・サンダース女史による開会挨拶、そして各スピーカーからの講演と続く。
スピーカーは、トップが地元下院議員のトム・レヴィット氏(最初はやはり地元出身のフィル・ホープ大臣の予定だったけれど、ドタキャンされた)、2番手が 僕、3番手がLocal Government Information UnitのChief Exectiveであるアンディ・ソーフォード氏。そこでいったん休憩を挟み、4番手がシェフィールド大学東アジア研究所のピーター・マタンレー博士、5 番手がトヨタ自動車UKのクライブ・ブリッジ部長、そして最後が地元ダービシャー・カウンティの事務総長ニック・ホジソン氏。
それぞれにおもしろい講演で、質疑も充実していて良かった。ただ、僕の講演が一番質問が多かったのには、ちょっとまいった。まあ、ともあれすべての講演が つつがなく終わる。そうそう、大使館からわざわざ聞きに来てくれた河合書記官が、マタンレー先生の講演で鋭い質問をして、存在感を示していた。
で、司会のハンブルトン教授によるまとめの挨拶の後、閉会。
午後5時半からは、議員用大会議室でのレセプション。最初のあいさつは主催者代表の僕で、またもや英語のスピーチ。とりあえず無難に終える。次の挨拶が、 地元ダービシャーの貴族でHigh Sheriffの肩書きを持つラルフ・カー卿。そして3番目が豊田市の鈴木市長。市長のあいさつは、この日は日本語だった。
午後7時までのレセプションも無事終わり、片付けの後、みなで車に分乗してMatlock駅に行く。駅で、セミナーに出席されていた、バーミンガム大学の クリス・ワトソン教授とそのお弟子さんの韓国人女性研究者(講師のShinwon Kyungさん)の人と出会い、一緒に電車に乗り、ダービーまでご一緒する。
ダービーでは、待ち合わせ時間が1時間あったため、皆で駅前のパブに行く。ダービーからロンドンへの電車の中でも、ワインを飲んで盛り上がる。もう完全に打ち上げ会状態。でも、ロンドン着が午後11時を回り、帰宅したときにはさすがにやや疲れた。

19日(水)は、来年度予算要求書の取りまとめのための打ち合わせ。まる1日かかった。昼休みには、リージェントストリートの日本人クリニックで、インフルエンザの予防接種をする。

20日(木)は、小規模自治体の集まりであるNALCのカンファレンス。カンファレンスそのものには、日本から前日に帰ってきたばかりのキルヒナー調査員 にがんばっていってもらい、僕は夕方のレセプションとディナーにのみ参加。こういう場で顔を売っておくのも重要なお仕事。

21日(金)は、これといったイベントなし。たまっていたメールのチェックや決済などを片付ける。

22日(土)は、午前中、ハウス・クリーニングの女性(東欧からの移民の人のよう)に来てもらう。大家さんのご紹介。午前10時から12時まで、トイレ、 バスルーム、台所を中心に掃除してもらったのだけれど、もうぴっかぴかになって驚いた。さすがにプロというのはすごい。これで1時間7ポンドというのはお 値打ち。
そして、夜7時から、ピカデリーサーカスにあるパブ「Captains Cabin」で飲み会。JET帰国者レセプションでお会いした、国際交流基金の大畑さんから、事務所の桑原所長補佐を通じて参加のお誘いがあり、桑原さん と一緒に出席。基本的に、適当に集まってお酒を飲みながら適当にお話するだけの会で、20台から30台くらいの若者が中心。男女半々で日本人が多い。幹事 のお一人、JACリクルートメントの中山さんのお話では、ロンドンに来ている日本人の若者たちは、結構多いのだけれど、あまり横のつながりがなく友達作り の場を求めている人が多いのだとか。で、中山さんはお仕事の立場上多くの人を知っているので、たまにこういう場をセットして出会いのきっかけ作りをしてい るとのこと。ちなみに、日本人だけではなく、僕がお話しただけでも、日本人以外にこちらで書道の研究をしているポーランド人女性だとか、マンガを描いてい るイギリス人だとか、日本語勉強中の若いアメリカ人出身で今イギリスに来ている男性だとか、いろいろ。
今回の趣旨は、中山さんと大畑さんのお誕生祝い。といっても、別にハッピバースデーを歌うわけでもケーキが出てくるわけでもなく、単に銘々勝手に飲むだけ (笑)。でも、いろいろなところを回って、積極的に人と人とを紹介して結び付けようとしているファリシテーターぶりは、さすが。おもしろい会だった。

23日(日)は、JETWalk。午後9時半ロンドン・ブリッジ駅集合というので、ちょっと早めに8時40分頃家を出たのだけれど、地下鉄が軒並み停止や 遅れでまいった。駅に着いたのがジャスト9時半。で、着いたものの、集まっていたのは幹事のキャサリンさんと総務省の先輩で今環境省からチャタム・ハウス に研究に来ている匂坂さんとの3人だけ。朝雪が降っていたこともあって、2人キャンセルされ、今日行けるのはこの3人だけになってしまったとのこと。中止 するかどうするか、ちょっと考えたけど、せっかくだからと決行することに。9時52分発トンブリッジ行きの電車に乗る。
そこで乗り換えて、10時41分にトンブリッジを出て、目的地のヨールディングに着いたのが午前11時。あたりには雪が積もっていて、おまけに雨も降り出し、出だしはちょっと厳しい予感。
そのうち、雨が強まってきて、道はぬかるみ、話の中で道にまで迷ってしまい、最初の1時間はさんざんだった。しかし、12時20分頃、休憩に立ち寄った教 会を出たあたりから天気が回復し、きれいな虹も見えて元気百倍。1時にパブに着いたときには、すっかり元気を取り戻してご機嫌。パブで飲んだケント産の エール「Harvey's Sussex Old Ale」はおいしかったし、昼食もなかなかのボリュームで良かった。
2時頃パブを出てハイキング再開。最初は天気も良くて調子よかったんだけど、途中から再び雨。道もぬかるみや水たまりが多く、歩くのが結構大変だった。最終的に目的地のバラ・グリーン駅に着いたのは、午後4時半。あたりはすっかり真っ暗になっていた。
でも、帰りの電車も時刻表通り午後4時52分に到着し、ロンドンのビクトリア駅まで直行。つつがなくJET Walkを終えられた。
いろいろあって結構たいへんではあったけれど、とても楽しかった。なお、途中で取った写真は、こちらにアップロードした。

0 件のコメント:

コメントを投稿