2009年5月13日水曜日

Greater London Authority Information Service

13日(水)は、午前10時半に「Greater London Authority Information Service」を訪問。4月から赴任になった山口次長、宮本所長補佐、小川所長補佐の研修を兼ねて、GLA の説明を聞きに行く。実は、僕自身もなぜか着任以来これまで機会がなく、GLA 訪問は、これが初めて。
午前9時45分頃、キース研究員を案内役に、新任の3人と僕との合計5人で事務所を出発。ウェストミンスター駅からジュビリー線でロンドンブリッジ駅へ。10分ほど歩いてGLAのオフィスに到着。入り口でセキュリティ・チェックを受けた後、迎えに来てくれた Information Manager の Liz Osborne さんの案内で説明用の会議室へ。そこで、まず Liz からGreater London Authority の一般的な説明を聞いた後、Senior Information Officer の Claire O'Kaneさんから GLIS のサービスについての説明を受ける。GLISでは、基本的にあらゆる情報をデータベース化しているそうで、15のポータルから必要な情報にオンラインでアクセスできるとのこと。また、利用者への定期的な情報提供も重要なサービスとのことであった。
GLA自体は、労働党政権になった2000年にできた組織だけれど、GLIS のサービスそのものはもう30年になるとのこと。もちろん当初はいまのようなメールではなく、紙媒体での情報提供だったらしい。顧客は、ロンドン内のバラ・カウンシル等の自治体がもちろん中心だkれど、ロンドン周辺自治体のほか、学者などにもよく使われているとのことであった。
説明後、ライブラリを見学。ほとんどの図書は地下室に保存してあるとのことで、ライブラリの蔵書は思ったほど多くない。一つおもしろかったのが、本や雑誌が、いわゆる図書館的な分類ではなく、シリアル番号による管理になっているものが多く、基本的にデータベースの図書目録での利用がメインという構成になっていた点。テレビで見たことのある「アマゾン」のストレージを思い起こさせた。
その後、展望台に案内しましょうかとの提案があったのだが、可否を確認してみると、実は前市長の時には週1回展望台に上がることができたのが、現市長になってから、年1回に減ってしまって、よほどのことがない限り展望台には上がれなくなったとのこと。残念ながら、諦める。その代わり、という訳でもないが、ロンドン市議会議事堂を見学。実にコンパクトでモダン、しかも総ガラス張りのオープンな作りで驚いた。衆人環視の元に議会が開かれているわけだ。さすがイギリス。
非常におもしろくて有意義な視察だった。

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