1月25日(月)は、午後7時からJapan SocietyのAnnual Dinner Partyに出席。Japan Society最大のイベントで、昨年はTower Hillの「The Grange City Hotel」で。ゲストに葉加瀬太郎、高田真由子がやってきて催されたのですが、今年はHyde Park東側のPark Laneにある「Grosvenor House」で行われ、フィリップ・ネイル・マーティン氏監修による、日本人による作品、および日本にインスピレーションを受けた作品を紹介するファッションショーが目玉。三宅一生の作品に加え、彼の作品に影響を受けた若い日本人のデザイナー、イギリスでファッションデザインを学んでいる海外のデザイナーの作品がディナーの間に紹介されました。今年も500人からの参加者があったとのことで、毎年このディナーは非常に盛会。ディナー前のレセプションではおおむね今まで顔見知りの方々中心にお話し。やはりロンドン事務所からこのディナーに参加していた東京都から派遣の引場参事から聞いて後で知ったことですが、北京オリンピックで日本人で初めてフェンシングの銀メダルを取った太田雄貴もこのディナーに参加していたそうです。
26日、27日は特別なイベントはなく、事務所で仕事。「英国の地方自治」のWeb版を作りたいと思い、Wikiを使ってプロトタイプを半分ほど作成。まずまず使えそうなものができてきました。
28日(木)は、大忙し。まず、朝いくつかの事務所での仕事を片付けた後、10時半に事務所を出発して、山口次長、引場参事、キルヒナー主任調査員とともにラッセル・スクエアにある国際交流基金会議室へ。当事務所主催で午前11時開催のJapan Study Tour帰国報告会に出席。今年はちょっと参加者が少なめで、昨年11月のtour参加者のうち4人と、一昨年以前の参加者のうち3人が出席。本来あと2人出席して9人の予定だったのが、ドタキャンで最終的に7人でした。しかし、どの参加者もしっかりとコメントを述べてくれて、会議自体は非常に有意義なものでした。今年度のJSTについては、準備、実施とも申し分なかったとのことで、参加者からは非常に喜ばれ、主催者としてもとてもうれしく思いました。本部、北海道自治体のご努力に、心から感謝したいと思います。参加者であったロンドン市のカムデン区やリッチモンド区などとはすでにいい関係ができており、今回参加していただいたノーフォーク県、セント・エドマンズベリー市、エセックス県との今後の関係強化にも、大いに期待できそうです。また、日本側からは、会場をご提供いただいた国際交流基金の石田所長のほか、大使館広報文化センターから土屋次長、松村書記官にご出席いただき、JST参加者の方々と意見交換していただきました。会議の場でも出たのですが、このようなイベントを一過性のものにせず、英国と日本との今後の幅広い交流の基盤にする工夫と努力を、さらに続けていく必要がありそうです。いろいろ試みてみたいと思います。
会議終了後、午後2時半に引場参事と一緒に事務所に戻り、東京都からご来訪いただいた前田産業労働局長、小島観光部長、谷観光部副参事(シティセールス担当)と意見交換。週末にロンドンで行われるTokyo Dayのために来られたのですが、その前にうちの事務所にお寄りいただいたものです。
午後3時までお話した後、エディンバラでの用務のためにCity Airportへ行き、午後5時発の飛行機でエディンバラへ。空港から近くのホテルに行ってチェックインだけ済ませると、そのままタクシーでエディンバラ総領事公邸へ。午後6時半から開かれているパーティに、7時から合流。このパーティは、スコットランドにおけるJapan-UK 150周年記念イベントの終了記念として、総領事が企画してくださったものです。寺原総領事は、昨年秋に赴任されたのですが、お会いしたのはこれが初めて。菅沼前総領事とは会議やセミナー等でよくお会いしていたのですが、新総領事はなぜかここまでちょっとご縁がなかったのでした。でも、お話してみると、実は僕の高校の先輩にあたる方とのことで、びっくり。とても元気のいい総領事さんで、スコットランドの民族衣装であるキルトを着て、ピアノとスコティッシュ・ハープをバックにシャンソンを朗唱するというエンターテイナーぶり。総領事とのお話では、来年度エディンバラで開催される予定のJETAA International年次総会をがんばって盛り上げましょうねというようなことも。とても頼りになりそうな総領事さんです。
公邸には領事館員等含めて30人ほどが集まっており、立食で思い思いに談笑。僕は総領事のほか、やはり初めてお会いした国交省から派遣の本山領事、以前から馴染みの井上領事、グラスゴー大学の戸田先生ご夫妻、さらには戸田先生からご紹介いただいたスコットランド政府経済部長のRobert DunnさんやJetaaで元兵庫県赤穂市の赤穂高校(実はここは僕の母の卒業した高校です)で英語を教えていたJulieさんなどともお話させていただき、楽しい時間をすごしました。Robert Dunnさんとのつながりなども、今後もいろいろ役に立ちそうです。
午後9時頃にはお開きになりましたが、もうロンドンに戻る飛行機はないので、この日はこのままエディンバラのホテルに泊まりました。
29日(金)は、朝8時55分発の飛行機でロンドンに戻り、そのまま職場に直行。10時半頃オフィスに着いて、若干の事務処理をした後、12時過ぎから時事通信トップセミナーに参加。この日はやや柔らかいテーマで、ロンドン在住のバイオリニスト葉加瀬太郎氏を講師に、ミニコンサートを挟んだ講演。演奏のほか、作曲の裏話やイギリスで活動する苦心などのお話を聞きました。講演前には、欧州三菱重工の中村社長や、ランチのテーブルで同席したセコムの竹澤社長、伊藤クリニックの伊藤いずみさん、国際交流委員会マネージャーの深野(フライ)利恵子さん、ANA Sales Europe総務マネージャーのウィリアムズ美弥子さんなどとお話しました。
これでようやく2日間続いたイベントが終了。なかなかハードの2日間でした。
30日(土)は、午後から家族でTokyo City Dayへ。ウェストミンスター寺院近くのQueen Elizabeth II Conference Centreの3階で開かれた東京をプロモーションするイベントだったのですが、浮世絵や着物染の実演、展示、空手や切り紙の実演、寿司、書道の体験といった伝統的なものから、アニメの上映、ロボットやフィギュアの展示、「太鼓の達人」の体験、コスプレ写真体験などといったポップカルチャー系まで、幅広いイベントでとても楽しく仕上がっていて、感心しました。来場者は日本人より外国人の方がはるかに多く、その意味でも大成功のイベントだったのではないでしょうか。
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