12月3日(木)には、大使館で開催された、天皇誕生日レセプションに夫婦で参加。昨年も大勢の人が参加していましたが、今年もものすごい数。数百人はいたと思います。大使館の大使、公使、書記官をはじめ、JALの岡田支社長ご夫妻やJSPSの古川所長さんその他大勢の方々とお話しさせていただきました。
8日(火)は、今度も大使館で行われた、Japan Society 主催のクリスマスパーティにやはり夫婦で参加。この会には、事務所の木村所長補佐も、奥さんのシャロンさんと一緒に参加しました。こちらの人数は天皇誕生日ほどではありませんが、それでもなかなかの賑わい。Japan Society とういことで、イギリス人の参加者が多いのが特徴。英会話学校PS English社長のピーターや、JETAAのキャロライン、インド出身で今イギリスで仕事をやっているRohit M. Guptaさんなどとお話ししたほか、日本人では、またお会いしたJALの岡田支社長に日本銀行欧州統括役の久田さん、第一生命支社長の樫本さん、Shipping Consultant という船に関するコンサルティングという珍しいお仕事をされている藤本さんなど、今回もいろいろな方々とお話。楽しく、かつ有益な会でした。
9日(水)は、午前10時に中国生産性本部・四国生産性本部の調査団の方々が、英国の地方自治や街づくりについての調査のため、事務所に来訪。午前9時25分に、もうバスがバッキンガム宮殿のところまで来ているから、予定より早く着きそうだとの連絡を受けたのですが、実際に到着されたのは、予定の午前10時を少し過ぎたころ。なんでも、電話の後ものすごい交通渋滞に巻き込まれてしまったとのことで、大変でした。しかし、12時ころまでしっかりと勉強されて、みなさん無事に引き上げられました。
この日の夜には、JETAAロンドン支部との意見交換会。JLGC側の参加者は僕、引場参事、小川所長補佐で、JETAA側はジョシー、エド、シャロン。ヒューも最初来る予定だったそうですが、残念ながら所用で不参加。でも、午後6時半ころから11時近くまで、たっぷりとお話し。ジョシーをプッシュしたら、2月のビジネスマン日本語スピーチコンテストに参加する意思を固めてくれたよう。JETAAの代表として、ぜひ頑張ってほしいところです。
10日(木)は、事務所の勉強会スピーカーシリーズ。ちょうど、新潟大学の田村教授が、調査のためバーミンガム大学に来ており、この日は最終日でロンドン事務所に寄りたいとの話があったので、それならばと講師をお願いすることにしたもの。テーマは「道州制議論の行方~3度目の正直か、2度あることは3度あるか~」。先生(といっても、実は元々旧自治省で僕の2年下の後輩に当たるのですが)が道州制ビジョン懇談会の区割り基本方針専門委員会委員をされているところから、道州制についてのこれまでの議論や、現在の検討状況などについて、詳しくお話ししていただくことができました。都道府県の成り立ちから始まって、これまでどのような提言が行われてきたか、昨今の動きはどうか、特に民主党政権に代わって、現在の議論がどのようになっているのかなど、なかなか新聞等では得られない濃い情報がたっぷりで、実に有意義な講演会でした。
11日(金)は、12時半から、商工会議所とJapan Society共催のセミナーに参加。事務所から歩いて行ける The National Liberal Club が会場で、講師は資金運用会社INVESCOのチーフエコノミストのジョン・グリーンウッド氏。氏は、エディンバラ大学卒業後、東大経済学研究員や日本銀行客員研究員もされていた経験を持ち、その後も香港で長く活動されていたアジア通。今回のテーマは「Asia's Financial Prospects for 2010」。現在のクレジットクランチがどのようなメカニズムで起き、日本のバブル崩壊とはどこが似ていてどこが違うのか、世界経済が立ち直るためには、今後どのような政策が打たれていくべき必要があるのか、などについて、結構わかりやすい英語で講演されました。エコノミストだけあって、分析は非常に手堅く、わかりやすかったのですが、逆にその分、以前の時事通信トップセミナーの講師ジリアン・テットさんほどの情報の意外性というか面白さはなかったように思います。まあ、そこまで期待するのはぜいたくすぎる話なのでしょうが。
15日(火)は、午後2時に「キンケイ・ヨーロッパ」の清水氏が事務所に来訪。これは日本の「金融経済新聞」のヨーロッパ支社なのだそうですが、ここでアメリカの情報も同時にカバーしており、ロンドンとニューヨークを行ったり来たりの忙しい生活を送られているとか。会社の事務所をこの近くに移してきたため、挨拶をかねて来られたとのこと。
午後3時には、H.I.S.ヨーロッパの長田さんと大橋さんが来訪。ここの事務所もうちの事務所とは近く、また、自動車の手配や航空券の手配などでお付き合いのあるところ。長田さんが日本からこちらに赴任されてきたとのことで、ご挨拶に見えられたもの。長田さんは、日本では「出張パック」の企画などもやっていたので、ヨーロッパでもそのような商品ができないか、研究中とのお話しがありました。期待したいところです。
18日(金)は、午前10時に全日空の藤村支店長と皆戸さんとか年末のご挨拶に来訪。お二人とも、この1年(藤村さんは赴任された夏からだけれど)、実にいろいろなところでお会いしました。来年2月20日からいよいよボーイング777-300ERの運航が始まるとのことで、そのシートのパンフレットなどを見せていただきました。とてもゴージャスで乗り心地よさそう。日本に行くときには、ぜひ一度乗ってみたいものです。
午後1時半には、横浜市議会から民主党の荻原市議と飯田市議とが来訪。お二人は、この年末にかなりの強行日程で、英国の地方議会についての調査のためこちらに来ておられ、うちの事務所ではいろいろ訪問先の手配などでお手伝いさせていただきました。今回、その調査の締めくくりとして、事務所で英国の地方自治制度全般についての説明を受けるためお立ち寄りになられたもの。非常にやる気満々といった方々で、頼もしい限りです。
21日(月)から24日(木)までは、事務所は空けていましたが、英国はすっかりクリスマスモードで仕事は静かそのもの。年明け1月の会議の件で、若干の関係機関とのメールのやり取りなどは行いましたが、全体としてとてものんびりムードでした。日本では25日の予算政府原案に向けて、結構盛り上がるし、仕事もそれなりにある時期ですが、ヨーロッパではまるきり状況が違います。そのあたりのお国柄の差も、おもしろいところです。
25日から1月3日までは、たいていの在ロンドン政府系機関同様、うちの事務所もクリスマス休みに入りました。
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