2010年1月24日日曜日

1月11日~24日

「できるだけ毎週更新」といいつつ、また2週間の空白。ともあれこの2週間の主な出来事を振り返って。

11日(月)から、久々にPS Englishの英会話を復活。昨年後半は棚瀬さんに習っていたが、それが一段落したので、再度ネイティブとの会話を実践してみようということと、今回は自宅でやってもらい、時々は家族も一緒に学べればとのことから。今回の先生はJef。年配の男の先生で、ゆったりとした話し方をされる。リスニングの勉強には、多少やさしすぎるかも。また、これと並行して娘と一緒に英検受験の勉強もやっていて、とりあえずはその2本立てで英語学習。

12日(火)には、山梨県および甲州市による甲州ワインのプロモーションイベント。午後3時には事務所に甲州市の田邉市長、長瀬総務企画部長、深澤農林商工課課長補佐(ワイン・商工振興担当)が来訪。甲州ブドウや甲州ワインの話などをいろいろ聞かせていただきました。その直後の午後3時半には、グラスゴー大学の戸田教授が来訪。昨年、グラスゴーセミナーでお世話になった先生で、そのセミナーの後日談をお聞かせいただきました。セミナーでスコットランドの企業と日本の自治体との関係ができたところで、その後もまだ連絡が続いているところもあり、これを大事に育てていきたいとのこと。がんばっていただきたいところです。
そして午後6時からは、大使館で甲州ワインのテイスティング・イベント。甲州ワインを生産している蔵元が、それぞれ自慢の甲州ワイン15種を持ち寄って、ロンドンでお披露目。どれも辛口でけっこうおいしかったです。イベントの間に、山梨県の横内知事、尾崎産業支援課長、関東経済産業局の増田産業部長などともご挨拶。また、会にいらしていたロンドン医療センターの澤田マネージャーなどとも名刺交換してお話ししました。

13日(水)は、午前9時45分から、ローカルスタッフの採用面接。ジェイソンが今週いっぱいで仕事をやめて、故郷のオーストラリアのブリスベーンに戻るので、その後任を探すためのもの。当初、年末に募集をかけたため、応募が少なくてはらはらさせられたのですが、年明けに有料広告を出したところ、最終的には40人近くの応募があってほっとしました。その中から15人をピックアップして、初日に8人、2日目に7人面接予定。この日がその初日。電車が遅れた人もいて、全員とちゃんと面接できるかちょっと危ぶまれるところもありましたが、無事全員と面接できました。英国人ばかりでなく、モンゴル人や、中国人と日本人のハーフの人なども交じっており、なかなか多様でさすがロンドンといった感じ。みんな英語ばかりでなく日本語もかなりうまく、また性格も良い人が多くて、選ぶのに苦心しそうというのが初日の印象でした。
また、この日の6時半からは、商工会議所の賀詞交歓会に夫婦で参加してきました。ここでも甲州ワインのプロモーションが行われていて、熱の入れようがわかります。昨年同様、かなり大勢の人たちが集まっていました。

14日(木)は、採用面接の2日目。この日は7人面接の予定でしたが、1人キャンセル者が出て、結局6人と面接。2日目も、初日に引き続いて非常にレベルが高く、うれしい悲鳴。この日もやはり、イギリス人ばかりでなく、韓国人や日本人も応募。日本人の応募者も、父親が外交官で本人はフィンランドで生まれ、世界各地を転々として、小学校の何年かと、中学から大学にかけてはすべてイギリスで過ごしたという経歴の持ち主で、日本語ばかりでなく英語も完全にネイティブ。驚きました。本当に採用したい人ばかりで困ります。
また、面接の合間、午前11時過ぎに、山梨県の横内知事、尾崎産業支援課長、久保田国際交流課長、清水秘書課課長補佐その他山梨県庁からの方々が事務所に来訪。30分ほどお話をさせていただきました。その後、僕は面接に戻り、引場参事と神林所長補佐、キルヒナー主任調査員たちが近くのレストランで知事と会食しました。ちなみに、神林さんとキルヒナーさんは、この日の午前中のロンドン市役所への知事の訪問にも随行し、神林さんの方は昼食後のユーロ・クリエイティブ・ツアーズへの知事訪問にもお付き合い。ご苦労様でした。
知事を無事に空港に送り出した後、尾崎課長と同じく産業支援課の内藤課長補佐、広聴広報課の佐藤副主査は、事務所に戻ってこられて事務所有志といっしょにパブに繰り出しました。
僕は最初だけ彼らと少しお付き合いして、その後午後7時から開催された、政策投資銀行欧州法人(DBJ Europe)の開所式に参加。こちらで排出権取引などもされるそうです。会場はメイフェアにあるThe Wallace Collectionという博物館で、非常に格調高いべニューでした。いろいろな方々とお話ししましたが、名刺交換させていただいたのは、みずほ銀行インターナショナルの松島社長、三井住友銀行の溝口欧州本部長、日本銀行の清水ロンドン事務所次長、野村インターナショナルの中村所長、KPMG代表社員の三浦氏、英国貿易投資総省ビジネス局対英投資アドバイザーの竹内さん、ビジネス・パラダイム社長で昨年のジャパン祭実行委員もされたという廣綱さんなど、かなり錚々たる人たち。金融関係者ばかりでなく、結構幅広く招待されたみたいで、ほかにも大勢お話ししました。
昨年着任したばかりのころ、三菱東京UFJ銀行の社長が交代した際のパーティに参加した折には、金融機関の人たち中心の集まりだったこともあって、会場に知人が一人もいなくてとても心細い思いがしたものでしたが、思えばずいぶん知り合いが増えたものだなと、感慨深いものがありました。

15日(金)は、午前中に面接試験の採点結果の集計をやって、それを持ち寄って選考会議。特に高得点だった3人に絞っていろいろな角度から検討し、かなりいろいろ悩んだ末、最終的に Phillippa Harvey さんを採用することに。見送った人たちにも、本当にいい人が多くてもったいない感じ。不景気のせいで、若い人たちは本当にいい人が劣悪な条件で働かざるを得ない状態になっていることが感じられました。Phillippaさんには、一日も早く事務所での仕事に慣れていただきたいところです。
そしてこの日は、ジェイソンの送別会。事務所で軽く乾杯し、歓談した後、有志でパブに繰り出しました。ジェイソンは、日曜日に出国。2年弱のお仕事、ご苦労様でした。

16日、17日は、天気もあまりよくなく、寒かったし、特に予定もなかったので久々に家でのんびり。子供たちの勉強を見たり、来週受ける英検の勉強など。

18日(月)、19日(火)は、特別な行事はなし。予算関係の詰めや20日に予定されている広報連絡会議の準備など、内部管理中心。

20日(水)は、午後4時から広報連絡会議。在ロンドンの政府関係機関の所長たちが主なメンバー。これまで9人で構成されていましたが、今回から独立行政法人日本スポーツ振興センターロンドン事務所長の高橋さんが加わって10人に。2カ月に1回持ち回りで幹事をすることになっていて、今回はクレアロンドン事務所が当番。当事務所の会議室で、午後4時から6時少し前まで意見交換をしました。その後、場所を変えて新年会。会議は10人全員出席でしたが、新年会は2人御欠席。会議ばかりでなく、お酒を飲みながらの意見交換も、昼間は聞けない濃い話を聞くことができて、おもしろいものです。

22日(金)は、神林所長補佐のあっせんで、カムデン区に訪問。彼女が通っている大学院の同級生に、カムデン区のICT部門で働いているGemmaさんという方がいるとのことで、彼女のアレンジで上司の情報システム開発部長Alasdar Mangham氏から区役所の電子化のプレゼンテーションをしていただくことに。神林さんのほか、引場参事、小川所長補佐、宮本所長補佐、ウィティカー助手も同行して、合計6人でカムデンを訪問。当初、午後2時からとのことだったのですが、先方の都合で午後3時からスタート。しかし、午後4時半過ぎまでの1時間半、非常に中身の濃いプレゼンをいただきました。
マンガム氏は元民間企業のIT部門で働いていた経験も持っているとのことで、いかにもプロフェッショナルな印象。ITのパートナー企業を使いこなして、非常に効率的なITシステムを作っており、本当に感心しました。特に、地図情報システムを中心に様々なデータベースを融合させて区の住民の非常に詳細なプロファイル情報を作り、それをベースに地区ごとの行政の優先順位を決定したり、有効な情報伝達方法を決めたりといったことは、日本ではまだとうてい考えられないレベルにまで進んでいます。また、Google Analistic などの無料サービスを市役所のWebサーバーに入れて、無料でWebサイトの情報分析をやってしまうなんていうのも、やはりセキュリティを気にするあまり、有効なデータの分析がまったくできないでいる日本の状況とは根本的に違います。文化の差と言ってしまえばそれまでですが、日本ももう少しでもなんとかならないものかと考えさせられました。

23日(土)は、娘と二人で英検の試験を受けてきました。娘が午前中の4級と午後の3級、僕が午後の2級のテストです。今回は、お互いに初めてということで、とりあえず慣れるためにちょっと低めのレベルからスタート。今回無事に合格していれば、次回はそれぞれの当面の目標である準2級、準1級にチャレンジ。できれば、ロンドンにいる間に、それぞれ2級、1級まで行ければうれしいのですが、娘はともかく、僕の方はそこまではちょっと厳しいかな。ともあれがんばってみたいと思います。

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