2009年1月11日日曜日

1月5日~10日

またまた1週間まとめて。

5日(月)は、事務所の仕事始め。
日本だと、いろいろな関係団体が挨拶に来て、挨拶ばかりで仕事にならないようなところがあるけれど、こちらだとそんなことはない。普通に通常業務。むしろ、12月19日から休みに入っていたこともあって、休み中の日本からのメールがかなりたまっており、その処理に結構時間を費やした。
仕事時間終了後には、事務所内で軽く仕事始めパーティ。ビール、ワインと乾き物。クリスマスパーティよりは質素に。チャタムハウスに出向中の、鷺坂審議官も飛び入り参加。事務所でのパーティお開きの後は、有志で近所のパブに繰り出す。遅くはならなかったけれど、ワインですっかりよっぱらった。2009年も気持ちよくスタート。

6日(火)は、正午から大使館で新年名刺交換会。村瀬次長、風間次長と3人で出かける。
村瀬次長からのご紹介で、トヨタ自動車ヨーロッパの津江ロンドン支社長にご挨拶。やはりエコノミック・クライシスでものすごく大変だとのこと。作っても売れないから、生産調整をするしかない。でも、将来に向けての研究開発投資は必須だから、とにかく今は我慢の時だというお話だった。あと、水鳥公使の後任でいらした岡庭公使にもご挨拶。その他、いつもの(?)河合書記官や時事通信社の桜井支局長などとも雑談。後の予定があったので、12時50分に引き上げる。
午後1時からは、英国の地方自治体専門誌「Municipal Journal」のMichael Burton編集長と昼食会。キルヒナー主任調査員、アンドリュー調査員と4人で、レストラン三越で。バートン氏は、2005年のJapan Study Tourにもご参加いただいており、歴代所長のご尽力で、クレアロンドン事務所とはとても良好な関係を持っていただいている。もっと早くご面識を得たかったところだけれど、なかなかお忙しい方で、今般ようやくアポイントが取れた。特に、今年は事務所開設20周年の年で、日英セミナーを記念イベントにする予定でいるので、氏との関係は重要。
英国の自治体改革や日本の状況のまじめな意見交換から、軽い雑談まで含めて、楽しくお話させていただいた。もちろん、20周年の話も、しっかりお願いしておいた。

7日(水)は、午前10時から議員会館で労働党のNick Raynsford議員に会う。元地方自治担当大臣。大使館の河合書記官から、アポを取れたのでご一緒にどうですかとのお誘いがあったので、ありがたくお受けし、アンドリュー調査員ともども同行させていただくことにしたもの。アンドリューとは以前からかなり面識があった様子。
議員会館1階のラウンジで、コーヒーをごちそうになりながら、約1時間ほどお話しした。河合君の方で、あらかじめ質問事項をしっかり用意してくれていたこともあり、非常に効率的に濃密なお話が聞けた。リージョン、市町村合併、ユニタリー、直接公選制、今後の政治の行方などなど、実にいろいろな話をしていただいた。内容については、河合君の要領の良いメモがメーリングリストには投稿されていたのだけれど、公開はしてくれていないのかな?
その夜は、Berkleys Global Investment の欧州統括CEOの David Semaya 氏と夕食。インデックス運用に定評のあるグローバルな運用機関で、本社はアメリカのサンフランシスコ。セマイヤさんも、元々はアメリカ人。僕が地共連の資金運用部長をしていたとき、日本のバークレーズ信託銀行社長をしていて、地共連の北米運用視察旅行にご一緒して以来の友人。奥様が日本人で、日本での留学経験や三洋証券での勤務経験もある超のつく日本通で、本人も日本語ペラペラ。で、会話はすべて日本語ですむので、とても楽。昨年、ロンドン在住総務省関係者の忘年会をやった「菊池」という居酒屋で楽しく飲み食いした。やはり、昨年9月から11月くらいまでの状況は、全く手の打ちようがなかったとのこと。でも、BGIはもともとリスク管理が強みだとのことで、運用部隊でロング・ショートをやっているところは、株のインデックスが40%下落する中、8%のロスに留めたとのこと。さすが。オルタナティブ運用で「ロング・ショート」というのは、割安な株を買うと同時に、割高な株を空売りしてダブルで稼ごうとする運用なのだけれど、空売り専門の「ショート・セリング」とは違い、どうしても買いの方がメインになってしまい、株が下がるとやっぱり同じようにやられることが多い運用。それを株式インデックスを32%上回らせるというのは、結構優秀だと思う。
おいしいおつまみを食べ、ビールや日本酒を飲みながら、いろいろな話をしたり、していただいたりしたけれど、バブルの崩壊したドバイはこれから大変だよ、という話が特に印象に残った。

8日(木)は、通常業務だけで、特記事項なし。

9日(金)は、不動産視察。これについては改めて書こうと思っているけれど、昨年末以来、ちょっと引っ越しを検討中。まだ本当に引っ越しするかどうかは決めていないのだけれど、とりあえずいくつか物件を実際に見てみて、考えてみることに。この日は、JAC Strattons という日系不動産会社の物件を、鳥居さんという方の案内で見せてもらった。3ベッドルームで、週800ポンド以下のものを3件。やはり、3ベッドルームだと、広い。ただ、不動産はなんでもそうだけれど、やはりそれぞれに特徴があって一長一短。来週も、仕事の時間の空いたときに、また別のものを見せてもらうことに。

10日(土)は、僕の予定は特になし。日本では、娘の中学受験の第一弾。いよいよ本番が始まった。うまくいってくれればいいけれど。

0 件のコメント:

コメントを投稿