ブログを見ると、3月19日の記述で切れている。
というのも、3月21日(土)に引っ越しをし、その片付けも完全にはすまないうちに、3月26日(木)から4月4日(土)まで家族がロンドンに来ていたこと、しかも、せっかく来たというのに、息子が到着翌日の27日から30日まで38度を超える熱を出し、それを追いかけるように、娘までも29日から2日までずっと発熱して大わらわだったため。
ということで、家族が日本に戻った後は、ちょっと気が抜けた状態で、あまりパソコンに向かう気力もなかった。
でも、今日でイースター休暇も終わり、明日から平常ペースでの仕事もスタートすることでもあることだし、その間のことも、思い出しながら一応書いておこう。
3月21日(土)はフラットの引っ越し。午前中荷物をまとめて、午後2時にMixBで見つけたお手伝いの人に来てもらい、2時間弱で引っ越し終了。移動距離が短かったこともあって、結構早く終わった。お手伝いのフィーは40ポンド。翌22日(日)は、もちろん荷ほどきと部屋の片付け。26日に家族が到着するので、それなりに気合いを入れて片付けた。
24日(火)は、午前10時に松山大学経済学部の宍戸邦彦教授が来訪。経済統計データが政策にどのように活用されているかについて、国・自治体双方の観点から調査されているとか。僕との挨拶の後、キルヒナー主任調査員から、英国の自治体事情についてレク。
仕事終了後の午後6時過ぎからPS Englishの英会話レッスンの最終回。1回1時間半ずつ、結局全部で40回受講した。結構がんばったとは思うけれど、進歩は微々たるもの。でも、先生には非常に恵まれたと思う。Mathew先生、ありがとうございました。
25日(水)は、大使館で松竹歌舞伎「十二夜」のレセプションパーティ。歌舞伎自体はBarbican Centreで公演中。蜷川幸雄演出、尾上菊五郎主演で、シェークスピア劇を歌舞伎に翻案したものを日本で公演していたものが、今回シェークスピアの本場、イギリスで上演されることとなったもの。尾上菊五郎一座は、とてもアットホームな雰囲気で、とても楽しかった。僕は結局歌舞伎は見られなかったけれど、かなり好評だった模様。
レセプションでは、松竹の大谷信義会長のほか、ナベプロの渡邊美佐社長、その娘で尾上菊之助の所属するアプティバという芸能事務所を経営している渡邊万由美社長、時事通信社文化部の中村記者、LSEの堀田綾子歴史学博士などともお話した。
26日(木)は、家族来英。午後から有給休暇を取ってヒースロー空港に迎えに行った。このときには、子供達も時差ぼけも感じさせずとても元気で、初めてのイギリスに興味津々といった様子でとてもはしゃいでおり、良い感じだったのだけれど…。
27日(金)から4月4日(土)までは、もうぐちゃぐちゃであまりよく覚えていない。とりあえず、今回の家族の来英目的の大きな柱だった、学校見学は一通りこなした。僕も仕事の合間に半日休暇や時間休暇を小刻みに取って付き合ったけれど、子供達の病気で本当に大変だった。もちろん、僕の仕事中も、家で子供の看病をしていなければならなかった妻は、もっと大変だった。よく妻が発熱しなかったものだ。もしそんなことになっていたら、完全に途方に暮れるしかなかったところ。そうそう、30日(月)午後2時半には、大使館からこの3月で退任される岡本一等書記官と、後任の松永一等書記官が挨拶のため来所。文部科学省からの派遣ポストだけれど、JETつながりでうちの事務所とは関係が深い。
4月6日(月)は、まず朝のミーティングで、広島市から派遣され、先週末に到着した宮本所長補佐の挨拶。ビザの発行が遅れてひやひやさせられたけれど、結局1日遅れただけで無事到着。年度末に5人抜けた穴が、ようやく1人埋まった。
午前11時には、日弁連環境委員会からの視察ということで、札幌で活動中の菅澤紀生弁護士が来所。所長室でしばらく話した後、キルヒナーさんから英国自治体の環境政策をレクチャー。
そしてその日の午後から7日(火)にかけては、The National Association of Local Councils (NALC) の Larger Local Councils Committee Meeting にオブザーバーとして参加するため、キルヒナー主任調査員と一緒に、Devon県のBarnstapleに出張。午後2時10分前くらいにPaddington駅に着き、9番ホームから午後2時6分発の電車に乗ったのだが、出発時刻になっても出発しない。そして、あろうことか「この電車は壊れましたので、代わりに3番ホームの電車にお乗りください」とのアナウンスが。あわてて電車を移ったけれど、座席が結構混乱していて、出発が大幅に遅れた。結局20分以上遅れて出発。しかも電車はその後も、途中の駅で停止しまくり、アナウンスの「apology」を何回聞いたことか。で、結局Exeterでの乗り換えは間に合わず、1時間あとの電車に乗ることに。ただ、Exeter駅では、やはりNALCの会議に出席する予定のシェフィールドから来た人やバーミンガムから来た人などとも会うことができ(みんな電車が遅れたそうな)、それなりに楽しかった。
Barnstaple到着後は、タクシーでホテルに行ってチェックインし、すぐにディナー会場の「Old Custom House」へ。田舎離れしたとてもおいしいフレンチで、結構驚いた。NALCのメンバーともすっかり打ち解けて話すことができたが、さすがに2次会にまで付き合う根性はなかった。
7日は、午前中はStudy Tourで、公衆墓地と市民菜園の見学。この2つの管理が、小規模自治体 Parish の仕事の大きなウェイトを占めているそうで、見学中も、他の parish のメンバーから、いろいろ質問が飛んでいた。
午前10時50分には、会議の会場である「Guildhall」に到着し、まずはBarnstapleの上級職員Anne Jenkinsさんからのプレゼン。テーマは「Motivation と Training」で、就任後、いかにやる気のなかった部下にやる気を出させ、能力を高めたかという話。
続いて午前11時半からは、本題の会議。途中、昼食を挟んで午後2時過ぎまでの会議だったが、非常に効率的で中身のある会議で感心した。会議運営の模範と言っていい。内容もなかなかおもしろかったが、運営そのものも勉強になった。
8日(水)は、前日に山口新次長が無事ロンドンに到着したとのことで、朝のミーティングでご挨拶。挨拶の英文もしっかりと用意してきており、きっちりした感じの人。
9日(木)は、午前11時に地方自治体系のシンクタンク「Local Government Information Unit」のDan Garfield氏(Public Affairs Manager)とJanathan Carr-West氏(Head of Centre for Local Democracy)が来訪。昨年11月にダービシャーで行った日英セミナーの講師に、Chief Executive の Andy Sawford氏をお招きしたご縁もあり、今後の連携をどのように図っていくことができるかについて打ち合わせ。いろいろおもしろそうなことはできそうだけれど、あと問題はお金。「交渉次第」ということで、具体的な金額の提示はなかったけれど、相手は民間シンクタンクなので、それがちょっと気になるところ。
10日の Good Friday 以後、イースター休暇中は、あまり天気も良くなかったので、もっぱら自宅で取りだめたビデオを見たり、読書をしたりして過ごした。でも、さすがにこもってばかりもどうかと思い、13日(月)の午後は、天気も良くなったので、散歩も兼ねて、Regent Park、Paddington、Notting Hill Gate に学校を見に行ってきた。それにしても、こちらの私立学校は、ほんとフラットと見分けのつかないようなものが多い。日本とはだいぶ感覚が違う。
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