これまで、テレビと言えば朝のBBCニュースや夕方のチャンネル5ニュース以外には、サッカーと、たまにドキュメンタリーくらいしか見ていなかったけれど、BBC2の「MAESTRO」だけは、たまたま第1回を見たおかげですっかりやみつきになり、8月に1回見なかったほか、ほぼ毎週見ていた。
8人の素人の公募者が、プロの指揮者の指導でオーケストラの指揮をとり、その腕前を競うコンペティション番組なのだけれど、最初は見るに堪えなかった出場者が、毎週めきめきと腕を上げていくのが実におもしろかった。
今日のエピソードで、ついに最後に残った3人から優勝者が決まったのだけれど、上位2人はもう素人目にはプロと区別がつかないくらいうまい。でも、本物のプロが振ると、なるほどやっぱり違うんだということもわかって、オーケストラの「指揮」というものの意味や役割が、実によくわかった。
日本でも、「のだめカンターピレ」のヒットで「指揮者」というものが身近になったのだから、同趣旨の番組をやればかなり受けそうな気がした。
ともあれ、この番組が、あと今週土曜日のBBC PROMのフィナーレ、ハイドパークでの講演で、優勝者が指揮を取ることで終わってしまうと言うのが、結構残念。また、いつか続編があることを期待したい。
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