11月2日(月)は、Oxford Circus交差点改良事業のオープンイベントに参加。Oxford Circusは、ロンドン最大の繁華街の一つで交通量も歩行者も非常に多いにもかかわらず、歩道が狭く、信号無視の横断が横行していたため、これまで非常に危険な状態でした。これを改良するため、渋谷のスクランブル交差点にヒントを得て、歩道の幅が広げられるとともに、斜め横断可能な交差点の形状に改良が行われ、その竣工式がこの日に行われました。午前8時から、道路管理を行っているCrown Estateのオフィスのホールでブレクファスト・ミーティングがあり、東京都派遣の引場参事と参加。大使館からも、草賀総括公使、岡庭講師他数名が参加されていました。朝食ミーティング後、現地に移動して記念式典。ボリス・ジョンソン ロンドン市長の挨拶の後、和太鼓の演奏、仮装したロンドン市民の交差点横断パフォーマンスなどが行われ、大いににぎわいました。せっかくの機会だから、渋谷区も何かこのイベントにコミットしてみたら、と話を持ちかけてみたのですが、渋谷祭りで忙しいからと断られてしまったのが、ちょっと心残り。TV取材は来ていたし、そのニュースが翌日のTIMES紙の一面を飾ったりもしていたので、結構もったいなかったように思いました。
午後4時には、大阪大学の高山正樹教授が来訪。高山先生は経済学の先生ですが、同僚で国際学の田中仁教授、国際公共政策の野村茂治教授、山田康博准教授と4人でお見えになり、意見交換をしました。勤務時間終了後も、事務所有志を誘って先生たちとパブに繰り出し、大いに話が盛り上がりました。
3日(火)は、23日の日英セミナー終了後に大使館と当事務所との共催で行われる、日英の地方公共団体関係機関幹部による意見交換会の事前打ち合わせのため、午後3時15分に大使館に赴き、政務担当の山上公使、総括の草賀総括公使兼総領事と会談。当事務所からは山口次長とセミナー担当の宮本所長補佐が、大使館からは大塚一等書記官が立会い、当日の進め方等について話し合いました。
4日(水)は、午前10時に大阪市議会副議長の奥野正美氏と大阪市高齢福祉企画担当課長の田丸氏が来訪。挨拶の後、イギリスの地方制度等についての説明をさせていただきました。
6日(金)は、シティグループ証券のシニアクレジットアナリストの江夏あかねさんが来訪。今年3月まで事務所の所長補佐だった川本君(現在沖縄県財政企画官)がMBAの論文を書く際にお世話になったそうで、そのご縁で事務所に立ち寄ってくれました。彼女は、いくつかの金融機関を渡り歩いていますが、一貫して公共部門のクレジットアナリシスを担当してきた方。総務省の応援団です。神林所長補佐と一緒にいろいろ金融関係のお話しをうかがいました。また、今後、彼女からメールで定期的に公共団体のクレジットに関する金融情報をいただけることになりました。
12日(木)は、午前中健康診断で午後から出勤。午後3時には、沖縄県観光交流統括官の知念英信氏が、沖縄観光コンベンションビューローの内間氏、県観光振興課の山城さん、天願さんといっしょに来訪。11月9日~12日にExcel Londonで開催されていた World Travel Market に県として出展し、出席された機会に、JNTOの吉田所長を通じてコンタクトを取られ、うちの事務所にお寄りいただいたものでした。知念氏は民間企業のご出身とのことで、非常に腰が低くて話がうまく、さすがといった感じ。天願さんはクレアの海外事務所派遣経験があるそうで、その経験を活かして大いにご活躍の模様。楽しいお話し合いでした。
13日(金)は、3ヶ月間のクレア国際塾の今回の生徒のうち、警視庁から派遣されてきた高野さんが、イギリスでの課程を終えてロンドンに戻って来られたので、勤務時間終了後、彼女を囲んでパブで打ち上げ。ご苦労様でした。
16日(月)は、すべての国際塾生が集まり、午前9時半から中間報告会。バーミンガム大学のChris Watson先生のほか、研修でお世話になったJapan Foundationの石田所長もお見えになって、先生方の前で今回の6人の塾生がそれぞれ英語でプレゼンテーション。なかなか内容のあるしっかりした英語のプレゼンで、先生方からも暖かい評価を受けていました。彼ら6人は、この日の午後にユーロスターでパリに向かい、残りの2週間の過程を受けることとなっています。
17日(火)は、市民セクター政策機構の澤口隆志理事長が来訪。この組織は、生活協同組合である生活クラブ連合会のシンクタンクだそうで、澤口氏は以前ロンドンで留学されていたことがあり、その折にも当時の横田所長のお世話になったとのことで、久々に当事務所にお見えになったもの。英国の行政における市民参加の現状について、非常に突っ込んだ質問をされ、一緒に応対していたキルヒナー主任研究員も一瞬ややたじたじとなる場面も。澤口さんがまとめられていた市民参与にかかわるイギリスの政策の変遷についての表が非常によくまとまっていたので、キルヒナーさんがそれをいただけないかと要請する一幕もあり、お互いにとって有意義な意見交換となりました。
18日(水)は、午前9時半に神奈川県労働者福祉協議会の調査団の方々が来訪。最初、地方職員共済組合の幸田理事を通じて訪問依頼があり、事務局次長の田中氏を窓口に調整して、この日の来訪となったもの。協議会長の小西正典氏が団長で、連合神奈川の柏木事務局長ほか、十数名の方々からなる大訪問団。冒頭僕からご挨拶をさせていただいた後、山口次長からイギリスの地方自治概要の説明、キルヒナー主任調査員から調査の主眼である「コンパクト」についての説明をさせていただきました。
その終了後、午後12時半からは、定例の広報連絡会に参加。今回の当番はJALのロンドン支店。この日は、本来のメンバーのアスロン真智子さんではなく、その上司の岡田支店長がご参加。大使館の岡庭公使、JETROの長谷部次長、JNTOの吉田所長、JSPSの古川所長、商工会議所の花岡事務総長が参加で、JFの石田所長と日本クラブの小林事務局長はお休み。通常のお互いの広報活動の報告以外に、岡田社長からはJALの現状についていろいろ詳しいお話しをお聞きできたのは収穫でした。それにしてもJALは大変です。
19日(木)は、午後1時半に明治大学公共政策大学院の兼村高文教授が来訪。我々の大先輩の山下茂教授からのご依頼もあってお越しいただいたものですが、イギリスの政策評価の話など、かなり話が盛り上がり、2時半のDCLGへのご訪問を、当初は歩いて行こうとされていたのが、時間が押してしまったので結局タクシーで向かわれることとなりました。調査の結果は、満足のいくものだったそうで、何よりでした。
そして23日(月)は、いよいよ事務所20周年記念の日英セミナーの日。
22日(日)には、神林所長補佐とともに、午後1時20分にヒースロー空港第3ターミナルに行って、理事長と事務局長を出迎え。午後2時半ごろ、無事到着。タクシーでホテルまでお送りし、4人で夕食をご一緒しました。
23日(月)は、午前中、事務所職員の半分がセミナー会場であるLocal Government House に行って会場準備。そして午後からセミナー本番。夜は大使館との共催でのディナーを兼ねた意見交換会。この話はちょっと長いので、いずれ改めて詳しく書きたいと思います。
24日(火)は、午前中、理事長、事務局長、赤松総務省国際室長等とともに、海老原大使を表敬訪問。訪問終了後、サウス・ケンジントンを視察して昼食。さらに視察後、タクシーでヒースロー空港にお送りし、無事日程終了。
25日(水)は、午後6時半から、大英博物館でJapan-UK150記念イベントのフィナーレとなるパーティに参加。大勢の顔見知りになった方々と、いろいろお話しをしました。
26日(木)は、午後12時半から、時事通信トップセミナーに参加。この日の講演は、Financial Times紙の編集委員でもあるジャーナリストのGillian Tett女史による「金融界の現状と問題点」。彼女は日本での仕事も長かったそうで、英語の講演ながら、非常に聞きやすく、実におもしろい講演だった。クレジットのストラクチャリングをソーセージにたとえるというのは実に秀逸な比喩で、さすがはジャーナリスト。シティの金融マン達の生態を、ご自身の博士号研究である社会人類学とのアナロジーで説明するのも、ユーモアたっぷりで楽しい。この人の「愚者の黄金」という本は、いずれぜひ読んでみたい。
27日(金)は、僕は所用があって欠席させていただきましたが、事務所でスピーカーシリーズを開催し、バーミンガム大学地方自治研究所のIan Briggs氏に、イギリス地方自治体における人材育成についてのご講演をいただきました。
2009年12月1日火曜日
2009年11月3日火曜日
10月の活動
ブログの更新が大幅に間が空いてしまったので、他のところに書いた10月分の活動を、ここにも掲載。
10月には、たっぷりとイベントがあり、大忙しでした。
まず、2日(金)には、午前10時から、Local Government Association の本部 Local Government House で 「Local Government Leaders International Symposium 2009」というシンポジウムが開かれ、事務所のキルヒナー主任調査員とともに参加してきました。
このシンポジウムでは、事前にLGAからのリクエストがあり、クレアロンドン事務所の役割のほか、日本の自治体のベストプラクティスの発表を行うこととなっていました。
自治体のベストプラクティスの発表については、本来であれば適切な日本の地方公共団体を選定し、その担当者と打ち合わせをして資料を作成し、ロンドンに来てもらって発表を行ってもらうというのがベストだったのでしょうが、年度途中の急な要望ではそのようなわけにもいかず、こちらにいるメンバーで対応することとしました。
ちょうど、LGAからの要望テーマの一つに「危機管理」があり、現在在英日本大使館一等書記官をしている大塚さんが、直前のポストで総務省消防庁総務課課長補佐だったこと、彼が英語が堪能であることを思いついて、大塚さんにプレゼンをお願いすることとしました。
短い準備期間でしたが、大塚さんは午前11時20分から50分間のセッションの前半のプレゼンを卒なくこなし、会場からの質問についても的確にお答えいただいて、面目を施しました。
もうひとつのクレアの役割については、午後2時40分からのパネルディスカッションに僕自身が参加して発表したのですが、あらかじめ原稿を用意しての発表そのものはなんとかこなしたものの、その後のパネラーと会場との間のディスカッションにはなかなか入って行けず(なにしろ、僕以外の参加者全員が英語を母国語とする人たちでした)、終了直前に日本の状況についての意見をたどたどしく言うのが関の山といったありさま。英語力不足を改めて痛感させられる場となってしまいました。
しかし、シンポジウム全体としては、気候変動への取り組み、危機管理、児童貧困対策、経費削減のためのイノベーションを生み出すための海外事例の学習等といった魅力的なテーマで、英国のみならず、スウェーデン、カナダからの参加者も加わってのプレゼン、議論はなかなか興味深く、おもしろいものでした。特に、貧困者の社会的排除解決への取り組みを、ヨーロッパの諸都市と連携してアイデアを交換しながら行っているニューカッスル市のSimon Underwood氏のプレゼンは非常に感銘深いもので、政策連携のモデルケースを見る思いでした。
5日(月)には、大使館で開催された元朝日新聞論説主幹の若宮啓文氏による「Japan'sTumultuous Politics Today」という講演を聴講に行ってきました。民主党政権発足の背景について英語で説明されたものでしたが、日本人である我々には、比較的なじみ深い話で聞きやすかったものの、新しい情報といった点では、やや物足りないものでした。しかし、隣の席に座っていた馴染みのイギリス人の人と講演終了後にお話ししたところ、日本の政治状況についてそれほど馴染みのない彼にとっては、なかなか興味深くおもしろい話だったようです。
6日(火)は、今年11月に行われるJapan Study Tourのプレ・オリエンテーションを事務所で行いました。11名のツアー参加者のうち6名が参加し、僕の挨拶、銘々の自己紹介の後、事務所から日本の自治制度の概略、文化や習慣のほか、今回の視察予定地である北海道についての基本的な情報のプレゼンテーションを行いました。参加者全員、日本への関心が非常に強く、ツアーへの期待は高いように感じられました。東京、北海道でのイベントの成功を祈ります。
11日(日)には、地方公共団体金融機構の福永副理事長が、仕事でロンドンに来訪されたため、夕食をご一緒させていただきました。福永副理事長は、元東京都の副知事ということであったため、東京都派遣の木村所長補佐に随行の廣澤秘書役ともども市内視察の随行をしてもらったあと、同じく東京都派遣の引場参事とレストランで合流して歓談させていただきました。
12日(月)から15日(木)までは、欧州評議会出席のため、ストラスブールに出張しました。会議は13日から15日までの3日間でしたが、13日の会議が朝からあったため、前泊したものです。本部からは上田専務、パリ事務所からは鳴田所長とウゼさんが出席し、現地では基本的に4人で行動を共にしました。日本からは、初日の夕方に野坂米子市長、3日目の朝に西川福井県知事がプレゼンテーションをされましたが、それぞれ達者な英語で立派なプレゼンでした。
16日(金)には、現在千葉県からバーミンガム大学地方自治研究所に留学中の青木さんが事務所に挨拶に来られ、勤務時間終了後に事務所有志でパブでの意見交換会を行いました。青木さんは、前ロンドン事務所次長の風間さんの部下であり、当事務所の神林所長補佐とも彼女の千葉県勤務時代以来面識があるとのことで、非常に打ち解けた意見交換会でした。
19日(月)は、仕事の面では特期すべきことはありませんでしたが、午後、息子の小学校の面談があったため、妻と一緒に息子の担任の先生や校長先生とお話ししてきました。息子はこちらでは現在小6であるため、来年の中学校進学についてどうすべきか、悩ましいところです。
20日(火)から22日(木)にかけては、ブライトン市で行われた SOLACE(Society of Local Authority Chief Executives、英国地方団体事務総長協会)の年次カンファレンスにキルヒナー調査員と一緒に参加してきました。昨年のベルファストでの会議に続く2回目の出席で、だいぶ勝手がわかるようになり、今年は結構カンファレンスをしっかりと楽しむことができました。いろいろな情報を吸収してきましたが、その内容については、また別の機会にまとめて書きたいと思います。
23日(金)は、前日からロンドンに来て行われていた、成田監事、彌栄総務課長、高橋さん、赤池さんによる本部監査の講評をお聞きするとともに、成田監事との情報交換を行いました。
27日(火)には、白鴎大学法学部準教授で現在バーミンガム大学地方自治研究所に客員研究員として来られている児玉先生が事務所にご来訪。キルヒナーさん、宮本さんと意見交換。
28日(水)は、事務所主催の勉強会「スピーカーシリーズ」で、今月のテーマは松野下所長補佐がクレアレポートのテーマとして選んだ「Buisiness Improvement Districts」。このBIDsの代表例の一つであるロンドンにあるBetter BanksideでChief Executiveを務めておられるPeter Williams氏を読んで、BIDsの制度やBetter Banksideの活動の実際についてのご講演をいただきました。
この日の午後には、11月23日の日英セミナーとタイアップして大使館との共催で開催する予定の晩さん会の会場の視察。
30日(木)は、時事通信社開催の在英日系企業・政府機関等の幹部を対象にしたトップセミナーに参加。この日の講演者は、日本銀行欧州統括役の久田高正氏で、講演テーマは「国際金融情勢の現状と課題」。昨年のクレジットクランチ後、各国の政府・中央銀行が財政・金融政策を総動員して、短期間で信用不安を収束させ、景気回復の兆しが見えるところまでこぎつけたけれど、政策効果が切れたときにその状態が継続できるのかどうかは未知数。銀行のBS調整はまだ不十分だし、クレジット供与も戻り切ってはいないので、予断を許さない。このようなクレジットクランチを再発させないための金融規制の在り方も検討中、といった興味深い話を聞くことができました。
10月には、たっぷりとイベントがあり、大忙しでした。
まず、2日(金)には、午前10時から、Local Government Association の本部 Local Government House で 「Local Government Leaders International Symposium 2009」というシンポジウムが開かれ、事務所のキルヒナー主任調査員とともに参加してきました。
このシンポジウムでは、事前にLGAからのリクエストがあり、クレアロンドン事務所の役割のほか、日本の自治体のベストプラクティスの発表を行うこととなっていました。
自治体のベストプラクティスの発表については、本来であれば適切な日本の地方公共団体を選定し、その担当者と打ち合わせをして資料を作成し、ロンドンに来てもらって発表を行ってもらうというのがベストだったのでしょうが、年度途中の急な要望ではそのようなわけにもいかず、こちらにいるメンバーで対応することとしました。
ちょうど、LGAからの要望テーマの一つに「危機管理」があり、現在在英日本大使館一等書記官をしている大塚さんが、直前のポストで総務省消防庁総務課課長補佐だったこと、彼が英語が堪能であることを思いついて、大塚さんにプレゼンをお願いすることとしました。
短い準備期間でしたが、大塚さんは午前11時20分から50分間のセッションの前半のプレゼンを卒なくこなし、会場からの質問についても的確にお答えいただいて、面目を施しました。
もうひとつのクレアの役割については、午後2時40分からのパネルディスカッションに僕自身が参加して発表したのですが、あらかじめ原稿を用意しての発表そのものはなんとかこなしたものの、その後のパネラーと会場との間のディスカッションにはなかなか入って行けず(なにしろ、僕以外の参加者全員が英語を母国語とする人たちでした)、終了直前に日本の状況についての意見をたどたどしく言うのが関の山といったありさま。英語力不足を改めて痛感させられる場となってしまいました。
しかし、シンポジウム全体としては、気候変動への取り組み、危機管理、児童貧困対策、経費削減のためのイノベーションを生み出すための海外事例の学習等といった魅力的なテーマで、英国のみならず、スウェーデン、カナダからの参加者も加わってのプレゼン、議論はなかなか興味深く、おもしろいものでした。特に、貧困者の社会的排除解決への取り組みを、ヨーロッパの諸都市と連携してアイデアを交換しながら行っているニューカッスル市のSimon Underwood氏のプレゼンは非常に感銘深いもので、政策連携のモデルケースを見る思いでした。
5日(月)には、大使館で開催された元朝日新聞論説主幹の若宮啓文氏による「Japan'sTumultuous Politics Today」という講演を聴講に行ってきました。民主党政権発足の背景について英語で説明されたものでしたが、日本人である我々には、比較的なじみ深い話で聞きやすかったものの、新しい情報といった点では、やや物足りないものでした。しかし、隣の席に座っていた馴染みのイギリス人の人と講演終了後にお話ししたところ、日本の政治状況についてそれほど馴染みのない彼にとっては、なかなか興味深くおもしろい話だったようです。
6日(火)は、今年11月に行われるJapan Study Tourのプレ・オリエンテーションを事務所で行いました。11名のツアー参加者のうち6名が参加し、僕の挨拶、銘々の自己紹介の後、事務所から日本の自治制度の概略、文化や習慣のほか、今回の視察予定地である北海道についての基本的な情報のプレゼンテーションを行いました。参加者全員、日本への関心が非常に強く、ツアーへの期待は高いように感じられました。東京、北海道でのイベントの成功を祈ります。
11日(日)には、地方公共団体金融機構の福永副理事長が、仕事でロンドンに来訪されたため、夕食をご一緒させていただきました。福永副理事長は、元東京都の副知事ということであったため、東京都派遣の木村所長補佐に随行の廣澤秘書役ともども市内視察の随行をしてもらったあと、同じく東京都派遣の引場参事とレストランで合流して歓談させていただきました。
12日(月)から15日(木)までは、欧州評議会出席のため、ストラスブールに出張しました。会議は13日から15日までの3日間でしたが、13日の会議が朝からあったため、前泊したものです。本部からは上田専務、パリ事務所からは鳴田所長とウゼさんが出席し、現地では基本的に4人で行動を共にしました。日本からは、初日の夕方に野坂米子市長、3日目の朝に西川福井県知事がプレゼンテーションをされましたが、それぞれ達者な英語で立派なプレゼンでした。
16日(金)には、現在千葉県からバーミンガム大学地方自治研究所に留学中の青木さんが事務所に挨拶に来られ、勤務時間終了後に事務所有志でパブでの意見交換会を行いました。青木さんは、前ロンドン事務所次長の風間さんの部下であり、当事務所の神林所長補佐とも彼女の千葉県勤務時代以来面識があるとのことで、非常に打ち解けた意見交換会でした。
19日(月)は、仕事の面では特期すべきことはありませんでしたが、午後、息子の小学校の面談があったため、妻と一緒に息子の担任の先生や校長先生とお話ししてきました。息子はこちらでは現在小6であるため、来年の中学校進学についてどうすべきか、悩ましいところです。
20日(火)から22日(木)にかけては、ブライトン市で行われた SOLACE(Society of Local Authority Chief Executives、英国地方団体事務総長協会)の年次カンファレンスにキルヒナー調査員と一緒に参加してきました。昨年のベルファストでの会議に続く2回目の出席で、だいぶ勝手がわかるようになり、今年は結構カンファレンスをしっかりと楽しむことができました。いろいろな情報を吸収してきましたが、その内容については、また別の機会にまとめて書きたいと思います。
23日(金)は、前日からロンドンに来て行われていた、成田監事、彌栄総務課長、高橋さん、赤池さんによる本部監査の講評をお聞きするとともに、成田監事との情報交換を行いました。
27日(火)には、白鴎大学法学部準教授で現在バーミンガム大学地方自治研究所に客員研究員として来られている児玉先生が事務所にご来訪。キルヒナーさん、宮本さんと意見交換。
28日(水)は、事務所主催の勉強会「スピーカーシリーズ」で、今月のテーマは松野下所長補佐がクレアレポートのテーマとして選んだ「Buisiness Improvement Districts」。このBIDsの代表例の一つであるロンドンにあるBetter BanksideでChief Executiveを務めておられるPeter Williams氏を読んで、BIDsの制度やBetter Banksideの活動の実際についてのご講演をいただきました。
この日の午後には、11月23日の日英セミナーとタイアップして大使館との共催で開催する予定の晩さん会の会場の視察。
30日(木)は、時事通信社開催の在英日系企業・政府機関等の幹部を対象にしたトップセミナーに参加。この日の講演者は、日本銀行欧州統括役の久田高正氏で、講演テーマは「国際金融情勢の現状と課題」。昨年のクレジットクランチ後、各国の政府・中央銀行が財政・金融政策を総動員して、短期間で信用不安を収束させ、景気回復の兆しが見えるところまでこぎつけたけれど、政策効果が切れたときにその状態が継続できるのかどうかは未知数。銀行のBS調整はまだ不十分だし、クレジット供与も戻り切ってはいないので、予断を許さない。このようなクレジットクランチを再発させないための金融規制の在り方も検討中、といった興味深い話を聞くことができました。
2009年9月3日木曜日
沖縄・オーランド交流セミナー
9月1日、2日と、フィンランド領オーランド諸島で、「沖縄・オーランド交流セミナー」を開催しました。
このセミナーは、前ロンドン所長の務台さんの強い思い入れによって実現したもので、ロンドン事務所としては、僕の知る限り初めて英国外で開催したセミナーでした。
もともと、2002年度から2004年度にかけて、中央大学の9研究所が合同してオーランド島と沖縄島との比較研究を行っており、その成果は「リージョンの時代と島の自治 - バルト海オーランド島と東シナ海沖縄島の比較研究」(古城利明編、中央大学出版部)という書籍の形でまとめられていました。
務台前所長は、ロンドン事務所着任前からこれをご存じで非常にオーランド島に興味を持たれており、在任中には早速オーランドに直接出向いて関係者との意見交換をされてきたそうです。そして、その折に、ぜひオーランドで沖縄県と共同でのセミナーを開催し、沖縄と直接意見交換を行いたいというオーランドの希望を聞き、ロンドン事務所がその場を提供することを約束して、今回のセミナーに至ったものでした。
当初、ロンドン事務所管轄地域とはいえ、事務所からみると「外国」であるオーランドでセミナーを開催することに、不安がなかったわけではありませんでしたが、オーランド側では、オーランド平和研究所が事務局を務め、会場確保からオーランド側の講師確保、宿泊所・食事の手配等々、現地での実務をすべて積極的に行ってくれましたので、当初懸念したよりも円滑にセミナーを開催することができました。
とはいえ、やはり開催に至るまでには、いろいろ紆余曲折がありました。
オーランド平和研究所からの当初要望では、3日間にわたるセミナーで、経済・平和・自治制度の3つのテーマごとに、それぞれ沖縄側とオーランド側それぞれから各2名ずつ講師を招き、合計12セッションで深く議論したいということだったのですが、残念ながら、平和研究所が申請を出していたチャリティ団体からの補助金の確保ができなかったため、セミナー規模を縮小し、講師はテーマごとにオーランド、沖縄各1名として、講師確保の予算はすべてクレア側で賄うことに。その結果、開催期間は2日間として、当初オーランド側で計画していたセミナー終了後の視察ツアーも中止になりました。
講師の選定に当たっても、オーランド側講師は地元なので特に問題なかったのですが、沖縄側の講師については、県庁から部長クラス以上、琉球大学の教授+アルファということでいろいろ当たってみたのですが、なかなか日程の都合が折り合わず、講師が確定しなくてひやひやしました。結果としては、県庁のご努力によって、上原勝則観光商工部産業雇用統括官、島袋純琉球大学教授の日程を押さえていただき、また、オーランドから紹介のあった、中央大学の研究時にも参加されていたストックホルム大学の池上雅子教授を3人目の講師としてお迎えすることで、無事事なきを得ました。
ちなみに、上原統括官は経済のセッション、池上教授が平和のセッションで、島袋教授が地方自治のセッション担当で、それぞれ深い専門知識・経験を有する、しっかりした講師陣となりました。オーランド側は、経済がオーランド統計研究センターのリチャード・パーマー博士、平和はもちろんオーランド平和研究所のシア・スピリオポロ・アケルマルク所長(発音がこれで正しいのかどうかは、ちょっと自信ありませんが)、そして自治制度は元オーランド議会官房長官のラース・イングマー・ヨハンソン氏で、こちらも専門知識・経験の豊富なしっかりしたメンバーでした。
言葉の問題も、やや不安材料だったのですが、フィンランド領でありながらスウェーデン語を公用語としているオーランドの人たちは皆、同時に英語にも非常に堪能で、英語でのコミュニケーションには全く問題なく、セミナーもすべて英語で行われました。
2日間にわたるセッションの最後には、パネルディスカッションが行われました。パネラーは、講演も行っていただいた島袋、池上両教授、アケルマルク平和研究所長のほか、本年初めまでノルウェー北部のバレンツ研究所で客員研究員をされていた静岡県立大学の大西富士夫氏、およびオーランド島政府長官であるエリザベート・ナウクレールさんも加わって、沖縄・オーランドの未来に関して、活発な意見交換が行われました。
短い時間ながらも非常に濃い情報交換が行われた、有意義な会議だったと思います。聴衆も、オーランド島の参加者だけでなく、フィンランド大使館から挨拶にいらした安田邦彦一等書記官(セミナー開会の挨拶もしていただきました)ほか、フィンランド大使館から関係機関にこのセミナーを広くアナウンスしていただいたそうで、それを聞いてやってきたとおっしゃっていた、ヘルシンキ大学の先生や学生、インドネシア政府ヘルシンキ大使館の職員の方など、幅広い方々にご参加いただき、その意味でも意義深いものとなりました。
このセミナーは、前ロンドン所長の務台さんの強い思い入れによって実現したもので、ロンドン事務所としては、僕の知る限り初めて英国外で開催したセミナーでした。
もともと、2002年度から2004年度にかけて、中央大学の9研究所が合同してオーランド島と沖縄島との比較研究を行っており、その成果は「リージョンの時代と島の自治 - バルト海オーランド島と東シナ海沖縄島の比較研究」(古城利明編、中央大学出版部)という書籍の形でまとめられていました。
務台前所長は、ロンドン事務所着任前からこれをご存じで非常にオーランド島に興味を持たれており、在任中には早速オーランドに直接出向いて関係者との意見交換をされてきたそうです。そして、その折に、ぜひオーランドで沖縄県と共同でのセミナーを開催し、沖縄と直接意見交換を行いたいというオーランドの希望を聞き、ロンドン事務所がその場を提供することを約束して、今回のセミナーに至ったものでした。
当初、ロンドン事務所管轄地域とはいえ、事務所からみると「外国」であるオーランドでセミナーを開催することに、不安がなかったわけではありませんでしたが、オーランド側では、オーランド平和研究所が事務局を務め、会場確保からオーランド側の講師確保、宿泊所・食事の手配等々、現地での実務をすべて積極的に行ってくれましたので、当初懸念したよりも円滑にセミナーを開催することができました。
とはいえ、やはり開催に至るまでには、いろいろ紆余曲折がありました。
オーランド平和研究所からの当初要望では、3日間にわたるセミナーで、経済・平和・自治制度の3つのテーマごとに、それぞれ沖縄側とオーランド側それぞれから各2名ずつ講師を招き、合計12セッションで深く議論したいということだったのですが、残念ながら、平和研究所が申請を出していたチャリティ団体からの補助金の確保ができなかったため、セミナー規模を縮小し、講師はテーマごとにオーランド、沖縄各1名として、講師確保の予算はすべてクレア側で賄うことに。その結果、開催期間は2日間として、当初オーランド側で計画していたセミナー終了後の視察ツアーも中止になりました。
講師の選定に当たっても、オーランド側講師は地元なので特に問題なかったのですが、沖縄側の講師については、県庁から部長クラス以上、琉球大学の教授+アルファということでいろいろ当たってみたのですが、なかなか日程の都合が折り合わず、講師が確定しなくてひやひやしました。結果としては、県庁のご努力によって、上原勝則観光商工部産業雇用統括官、島袋純琉球大学教授の日程を押さえていただき、また、オーランドから紹介のあった、中央大学の研究時にも参加されていたストックホルム大学の池上雅子教授を3人目の講師としてお迎えすることで、無事事なきを得ました。
ちなみに、上原統括官は経済のセッション、池上教授が平和のセッションで、島袋教授が地方自治のセッション担当で、それぞれ深い専門知識・経験を有する、しっかりした講師陣となりました。オーランド側は、経済がオーランド統計研究センターのリチャード・パーマー博士、平和はもちろんオーランド平和研究所のシア・スピリオポロ・アケルマルク所長(発音がこれで正しいのかどうかは、ちょっと自信ありませんが)、そして自治制度は元オーランド議会官房長官のラース・イングマー・ヨハンソン氏で、こちらも専門知識・経験の豊富なしっかりしたメンバーでした。
言葉の問題も、やや不安材料だったのですが、フィンランド領でありながらスウェーデン語を公用語としているオーランドの人たちは皆、同時に英語にも非常に堪能で、英語でのコミュニケーションには全く問題なく、セミナーもすべて英語で行われました。
2日間にわたるセッションの最後には、パネルディスカッションが行われました。パネラーは、講演も行っていただいた島袋、池上両教授、アケルマルク平和研究所長のほか、本年初めまでノルウェー北部のバレンツ研究所で客員研究員をされていた静岡県立大学の大西富士夫氏、およびオーランド島政府長官であるエリザベート・ナウクレールさんも加わって、沖縄・オーランドの未来に関して、活発な意見交換が行われました。
短い時間ながらも非常に濃い情報交換が行われた、有意義な会議だったと思います。聴衆も、オーランド島の参加者だけでなく、フィンランド大使館から挨拶にいらした安田邦彦一等書記官(セミナー開会の挨拶もしていただきました)ほか、フィンランド大使館から関係機関にこのセミナーを広くアナウンスしていただいたそうで、それを聞いてやってきたとおっしゃっていた、ヘルシンキ大学の先生や学生、インドネシア政府ヘルシンキ大使館の職員の方など、幅広い方々にご参加いただき、その意味でも意義深いものとなりました。
2009年9月2日水曜日
Sister Cities International Conference
7月29日(水)から8月1日(土)まで、ベルファストで「国際姉妹都市会議」の年次総会が開かれ、ニューヨーク事務所の佐々木所長、阿部所長補佐とともに、当事務所からも僕、キルヒナー主任調査員、松野下所長補佐の3名が参加した。この会議は、メンバーのほとんどがアメリカの地方自治体ということから、これまではずっとアメリカの都市で開かれていたそうだが、今年は初めて英国で開催されることとなった。
例年500名以上が参加している非常に規模の大きなカンファレンスだそうだが、今年は北米から遠い北アイルランドの地での開催だった上、昨年来の不況の影響もあって、参加者はかなり少なめ。それでも300名以上の参加があったということなので、大したもの。
数多くのセッションやワークショップ、視察プログラムが設けられており、参加できたのはそのうちのごく一部のプログラムだけだった。
ロンドン事務所は2日目の7月30日(木)からの参加。朝、ヒースロー空港で松野下さん、キルヒナーさんと落ち合って、飛行機でベルファストへ。空港からはタクシーで会場である Waterfront Hall に向かった。会場に着くと昼食休憩の時間で、受付で登録を済ませたのち、サンドイッチと飲み物を受け取りに列に並んだ。その途中で、ニューヨーク事務所の佐々木所長、阿部所長補佐と合流し、一緒に昼食をいただいた。
昼食後、午後1時45分から3時まで、ワークショップの「Stories of Success: 1 Year, 20 Years, 50 Years」を聞く。複数のプレゼンターが、それぞれの体験談を披露。姉妹都市成功の要因として重要なのは、市長・議会のサポート、財源の裏付け、若者の参加、メディアとの関係であるといった内容。アメリカでの姉妹都市活動は、日本とは異なり民間のボランティア団体主導なので、人材の継続性の点では有利だが、いろいろなところとの調整はなかなか大変そう。特に行政と異なって「予算措置」というわけにはいかないので、活動資金の確保は大きな大きな課題のようだ。しかし、それだけに成功しているところの人々は、非常にエネルギッシュな活動家、という印象を受けた。
ワークショップの後、ホテルに行ってチェックイン。その後、6時半から、Ulster Hallで開かれた市長招宴に参加。少女たちの踊る地元北アイルランドのダンスや音楽や歌など、催しは楽しかったが、飲み物と食事はかなり少なめだったため、終了後、ニューヨーク事務所の人たちと一緒に近くのイタリアン・レストランで食事をしなおした。
翌31日(金)は、午前10時15分からのワークショップ「The Best of European Twinning」に参加。このワークショップでは、事前の要請があったため、ニューヨーク事務所とともに、プレゼンターとして発表を行った。モデレーターは、日頃から懇意にしている英国 Local Government Association の Susan Handley。発表者は、僕と佐々木所長以外に、Africa Global Sister Cities Foundation の Prince Kwame Kludjeson氏(ガーナ)、U.S. Mexico Sister Cities Association の Gil Garcia女史、Ismael Perez 氏など、まさに International。ただ、タイトルは「European Twinning」と銘打たれていたが、プレゼンターを見てわかるとおり、ヨーロッパ関係の発表を行ったのは僕だけ。つまり英国と日本の関係だけ。実質的には日本、アフリカ、メキシコの姉妹都市推進への努力を紹介しあうセッションとなった。しかも、プレゼンターの一人の到着が遅れた関係で、開始時間が遅れ、時間が押したために、ほとんど質疑のない発表しっぱなしのセッションで、議論の深まりにはやや乏しかった。そんな中、モデレーターのスーザンの司会ぶりはうまく、それだけが救いだった感じ。
昼食後、午後1時から5時過ぎまでは、Offsite Workshop。つまり「視察旅行」。「Bridging the Gap across Borders」というタイトルで、ベルファストからバスで1時間の北アイルランドとアイルランドとの国境の町 Newry and Morne に行き、住民の融和に関する取り組みの話を聞いたり、地元のボランティア手作りの歴史博物館を見学したりしてきた。
ベルファストに戻ってきた後、6時半からは、来年の開催地、アメリカの Albaquerque 市主催のレセプションに参加。食事をすませたフリータイムには、アメリカのフォートワース、ジャクソンビルからの人や韓国から参加されている方々など、いろいろな人とお話。終了後は、再びニューヨーク事務所と一緒になり、パブに繰り出した。
その日もホテルに泊まり、ニューヨーク組は翌9月1日(土)午前中の会議にも参加したが、我々ロンドン組は、朝タクシーで空港に向かい、そのまま飛行機でロンドンに戻った。
例年500名以上が参加している非常に規模の大きなカンファレンスだそうだが、今年は北米から遠い北アイルランドの地での開催だった上、昨年来の不況の影響もあって、参加者はかなり少なめ。それでも300名以上の参加があったということなので、大したもの。
数多くのセッションやワークショップ、視察プログラムが設けられており、参加できたのはそのうちのごく一部のプログラムだけだった。
ロンドン事務所は2日目の7月30日(木)からの参加。朝、ヒースロー空港で松野下さん、キルヒナーさんと落ち合って、飛行機でベルファストへ。空港からはタクシーで会場である Waterfront Hall に向かった。会場に着くと昼食休憩の時間で、受付で登録を済ませたのち、サンドイッチと飲み物を受け取りに列に並んだ。その途中で、ニューヨーク事務所の佐々木所長、阿部所長補佐と合流し、一緒に昼食をいただいた。
昼食後、午後1時45分から3時まで、ワークショップの「Stories of Success: 1 Year, 20 Years, 50 Years」を聞く。複数のプレゼンターが、それぞれの体験談を披露。姉妹都市成功の要因として重要なのは、市長・議会のサポート、財源の裏付け、若者の参加、メディアとの関係であるといった内容。アメリカでの姉妹都市活動は、日本とは異なり民間のボランティア団体主導なので、人材の継続性の点では有利だが、いろいろなところとの調整はなかなか大変そう。特に行政と異なって「予算措置」というわけにはいかないので、活動資金の確保は大きな大きな課題のようだ。しかし、それだけに成功しているところの人々は、非常にエネルギッシュな活動家、という印象を受けた。
ワークショップの後、ホテルに行ってチェックイン。その後、6時半から、Ulster Hallで開かれた市長招宴に参加。少女たちの踊る地元北アイルランドのダンスや音楽や歌など、催しは楽しかったが、飲み物と食事はかなり少なめだったため、終了後、ニューヨーク事務所の人たちと一緒に近くのイタリアン・レストランで食事をしなおした。
翌31日(金)は、午前10時15分からのワークショップ「The Best of European Twinning」に参加。このワークショップでは、事前の要請があったため、ニューヨーク事務所とともに、プレゼンターとして発表を行った。モデレーターは、日頃から懇意にしている英国 Local Government Association の Susan Handley。発表者は、僕と佐々木所長以外に、Africa Global Sister Cities Foundation の Prince Kwame Kludjeson氏(ガーナ)、U.S. Mexico Sister Cities Association の Gil Garcia女史、Ismael Perez 氏など、まさに International。ただ、タイトルは「European Twinning」と銘打たれていたが、プレゼンターを見てわかるとおり、ヨーロッパ関係の発表を行ったのは僕だけ。つまり英国と日本の関係だけ。実質的には日本、アフリカ、メキシコの姉妹都市推進への努力を紹介しあうセッションとなった。しかも、プレゼンターの一人の到着が遅れた関係で、開始時間が遅れ、時間が押したために、ほとんど質疑のない発表しっぱなしのセッションで、議論の深まりにはやや乏しかった。そんな中、モデレーターのスーザンの司会ぶりはうまく、それだけが救いだった感じ。
昼食後、午後1時から5時過ぎまでは、Offsite Workshop。つまり「視察旅行」。「Bridging the Gap across Borders」というタイトルで、ベルファストからバスで1時間の北アイルランドとアイルランドとの国境の町 Newry and Morne に行き、住民の融和に関する取り組みの話を聞いたり、地元のボランティア手作りの歴史博物館を見学したりしてきた。
ベルファストに戻ってきた後、6時半からは、来年の開催地、アメリカの Albaquerque 市主催のレセプションに参加。食事をすませたフリータイムには、アメリカのフォートワース、ジャクソンビルからの人や韓国から参加されている方々など、いろいろな人とお話。終了後は、再びニューヨーク事務所と一緒になり、パブに繰り出した。
その日もホテルに泊まり、ニューヨーク組は翌9月1日(土)午前中の会議にも参加したが、我々ロンドン組は、朝タクシーで空港に向かい、そのまま飛行機でロンドンに戻った。
2009年8月3日月曜日
7月21日~8月14日
相変わらず更新が滞っているけど、なんとか思い出せるうちに、出来事の記録だけでも。
7月21日の週は、あまり大きな仕事はなく、事務所での打ち合わせなどが中心だった。早めに家に帰って、家族(と親戚)との時間を過ごすことができた。
23日(木)の昼には、国際交流基金の石田所長、村田副所長、当事務所の宮本所長補佐とで昼食。石田所長の出身地が広島ということから、一度広島市から派遣中の宮本さんと顔合わせをしておきたいというご希望を伺っていたため、基金の新しい女性副所長の村田さんを誘っていただいて、4人で昼食を取りながら、今後のイベントの協力関係などについての意見交換をしたもの。来年広島市立大学がロンドンでイベントを催すという話もあるので、そのあたりでの協力関係もありうるかもしれない。
24日(金)は、午後3時半にJNTO(政府観光局)で今度帰任することとなった高橋次長と、その後任として着任された板垣次長とが来訪。板垣次長も女性で、ロンドンの政府関係機関も、結構女性が増えてきた。世界で活躍する女性が増えるのは、本当に結構なこと。その日午後5時半ころから、事務所の Andrew Stevens研究員の案内で、ロンドンオリンピックの開催予定地を視察。東京都から派遣の引場参事、神林所長補佐、吉川調査助手と僕との5人で、地下鉄とDLRに乗ってStratfordまで行った。途中、地下鉄からDLRに乗り換えたCanary Warfでは、いきなり汐留かニューヨークかというような超近代的なビルのオフィス街が目の前に現れてびっくり。実は1年ロンドンにいて、ここにはまだ来たことがなかったのだが、全くの近代的金融街。金曜日の夕方ということもあって、非常に大勢のサラリーマンたちでにぎわっており、不況もどこ吹く風。オリンピックにはまだ3年あるので、スタジアムの建設は、まだようやく1~2割の進捗といったところか。しかし、Stratfordには、大きなショッピングセンターもできていて、今後かなりにぎわってきそうな感じ。
引場さんは、その後の予定があるとのことで、視察だけで引き揚げたが、残りの4人は、Andrewの案内で、East End でインド人が経営する和食(?)店「一番」へ行き、夕食。非常に安くて、意外とおいしかったのでびっくり。
27日(月)は、成蹊大学法学部の西村教授が来訪。日本で公務員への業績給与制度の導入を検討されておられるとのことで、すでに業績給を導入しているイングランドの例を調査したいということで来られたもの。しかしながら、夏休みということもあってか、アポイントメントを取るのに悪戦苦闘。先生とも往復で20回近くメールのやり取りをしたけれど、ようやくのことでなんとか2団体インタビュー先を確保。調査がうまくいっていただければよいけれど。
また、この日からは、2週間の予定で子供たちがサマースクールに。朝は妻が娘の校舎、僕が出勤前に息子の校舎まで送って行った。結構不安を抱えながらのスタート。
28日(火)は、先週金曜日24日にロンドンにやってきて、明日29日まで滞在していた母と叔母が、この日は自由行動日ということで、僕も仕事をお休みしてお付き合い。妻と一緒に車でホテルまで迎えに行った後、ちょっとお買い物をして我が家に来ていただき、一緒に昼食。おそばとほうれん草のおひたしで、なかなか好評だった。母は疲れて我が家でお昼寝。叔母は元気に妻と再び買い物に。夕食は特にいいとのことだったので、3時ごろに車でホテルまで送ってお開き。
30日(木)から8月1日(土)にかけて、ベルファストで開かれた Sister Cities International Conference に出席。キルヒナーさん、松野下さんが同行。この会議は、アメリカが中心となって例年アメリカ国内で行われている会議だけれど、今年は一度アメリカ外で開催しようということになって、ベルファストにやってきたもの。
例年は500人規模の会議らしいけれど、今年は遠隔地と不況のダブルパンチでやや少なめだったとか。それでも300人は超えていた。
会議ではニューヨーク事務所の佐々木所長、阿部所長補佐とも会って、いくつか行動を共にした。会議の様子は、また稿を改めて。
8月3日(月)は、午前11時に自治省の先輩で今新生銀行にお勤めの陶山さん来訪。クレアの委託研究をされているとのことで、スコットランドの分権についての調査に来られており、スコットランドでの調査の前に、事務所にお立ち寄りになられたもの。
正午には、ベルファストからこちらに回ってきたニューヨーク事務所の佐々木所長、阿部所長補佐が来訪。うちの事務所のメンバー何人かと一緒に昼食を取りながら、もろもろの意見交換。
8月4日(火)は、午前10時に岡山県早島町の佐藤友彦町長来訪。イングランドのSt.Annesというパリッシュとの姉妹提携の可能性を探るため単身出張されて来られたとのこと。30分ほど僕とお話した後、キルヒナー主任調査員からの、イングランドの地方自治についての一般的なレクチャーをお聞きいただいた。後日お礼のメールをいただいたが「St.Annesはパリッシュながら自分たちのcouncilをつくり、町づくりを進めています。我々とのTwinningについても積極的で、新しい市長以下で歓迎してくれました。二日間のスケジュールで町の姿は概ね掴むことが出来ましたが、風俗、習慣の異なる市民がお互いに交流することに大いに意義深いものを感じました。お互いの町が夫々key station になって両国の交流に貢献出来ればと期待しています」とおっしゃっておられた。話がうまく進めば、日本の町とパリッシュとの初めての提携事例になる。期待したい。
午前11時30分には、シンガポール事務所から望月所長補佐が来訪。今回は休暇でイギリスに来たので、事務所に寄ってくれたらしい。その後、12時頃には、昨日事務所に来られた陶山さんが再度来訪。スコットランドに調査に行く前に、資料の準備のため事務所のコピー機等をご利用になりたいとのことでお立ち寄り。昼食にもお誘いいただいたのだが、あいにく僕が弁当持参だったため、所長室にサンドイッチを持って来られて事務所でお話ししながらの昼食会。
その週の残りの日は、夏休みに入っている関係もあって、特に大きな行事なし。事務所での仕事に専念。
翌週も特に大きな行事はなかったが、この機会を使って、所員が手分けしてまとめている「英国の地方自治」の2009年版の総チェック。14日までに一通り所員から説明を聞き、宿題を出し終えて、僕自身の夏休みに入る。
15日(土)から23日(日)にかけては、夏休みで家族一同パリに行く。その間のことは、妻のブログに詳しく書かれている。
7月21日の週は、あまり大きな仕事はなく、事務所での打ち合わせなどが中心だった。早めに家に帰って、家族(と親戚)との時間を過ごすことができた。
23日(木)の昼には、国際交流基金の石田所長、村田副所長、当事務所の宮本所長補佐とで昼食。石田所長の出身地が広島ということから、一度広島市から派遣中の宮本さんと顔合わせをしておきたいというご希望を伺っていたため、基金の新しい女性副所長の村田さんを誘っていただいて、4人で昼食を取りながら、今後のイベントの協力関係などについての意見交換をしたもの。来年広島市立大学がロンドンでイベントを催すという話もあるので、そのあたりでの協力関係もありうるかもしれない。
24日(金)は、午後3時半にJNTO(政府観光局)で今度帰任することとなった高橋次長と、その後任として着任された板垣次長とが来訪。板垣次長も女性で、ロンドンの政府関係機関も、結構女性が増えてきた。世界で活躍する女性が増えるのは、本当に結構なこと。その日午後5時半ころから、事務所の Andrew Stevens研究員の案内で、ロンドンオリンピックの開催予定地を視察。東京都から派遣の引場参事、神林所長補佐、吉川調査助手と僕との5人で、地下鉄とDLRに乗ってStratfordまで行った。途中、地下鉄からDLRに乗り換えたCanary Warfでは、いきなり汐留かニューヨークかというような超近代的なビルのオフィス街が目の前に現れてびっくり。実は1年ロンドンにいて、ここにはまだ来たことがなかったのだが、全くの近代的金融街。金曜日の夕方ということもあって、非常に大勢のサラリーマンたちでにぎわっており、不況もどこ吹く風。オリンピックにはまだ3年あるので、スタジアムの建設は、まだようやく1~2割の進捗といったところか。しかし、Stratfordには、大きなショッピングセンターもできていて、今後かなりにぎわってきそうな感じ。
引場さんは、その後の予定があるとのことで、視察だけで引き揚げたが、残りの4人は、Andrewの案内で、East End でインド人が経営する和食(?)店「一番」へ行き、夕食。非常に安くて、意外とおいしかったのでびっくり。
27日(月)は、成蹊大学法学部の西村教授が来訪。日本で公務員への業績給与制度の導入を検討されておられるとのことで、すでに業績給を導入しているイングランドの例を調査したいということで来られたもの。しかしながら、夏休みということもあってか、アポイントメントを取るのに悪戦苦闘。先生とも往復で20回近くメールのやり取りをしたけれど、ようやくのことでなんとか2団体インタビュー先を確保。調査がうまくいっていただければよいけれど。
また、この日からは、2週間の予定で子供たちがサマースクールに。朝は妻が娘の校舎、僕が出勤前に息子の校舎まで送って行った。結構不安を抱えながらのスタート。
28日(火)は、先週金曜日24日にロンドンにやってきて、明日29日まで滞在していた母と叔母が、この日は自由行動日ということで、僕も仕事をお休みしてお付き合い。妻と一緒に車でホテルまで迎えに行った後、ちょっとお買い物をして我が家に来ていただき、一緒に昼食。おそばとほうれん草のおひたしで、なかなか好評だった。母は疲れて我が家でお昼寝。叔母は元気に妻と再び買い物に。夕食は特にいいとのことだったので、3時ごろに車でホテルまで送ってお開き。
30日(木)から8月1日(土)にかけて、ベルファストで開かれた Sister Cities International Conference に出席。キルヒナーさん、松野下さんが同行。この会議は、アメリカが中心となって例年アメリカ国内で行われている会議だけれど、今年は一度アメリカ外で開催しようということになって、ベルファストにやってきたもの。
例年は500人規模の会議らしいけれど、今年は遠隔地と不況のダブルパンチでやや少なめだったとか。それでも300人は超えていた。
会議ではニューヨーク事務所の佐々木所長、阿部所長補佐とも会って、いくつか行動を共にした。会議の様子は、また稿を改めて。
8月3日(月)は、午前11時に自治省の先輩で今新生銀行にお勤めの陶山さん来訪。クレアの委託研究をされているとのことで、スコットランドの分権についての調査に来られており、スコットランドでの調査の前に、事務所にお立ち寄りになられたもの。
正午には、ベルファストからこちらに回ってきたニューヨーク事務所の佐々木所長、阿部所長補佐が来訪。うちの事務所のメンバー何人かと一緒に昼食を取りながら、もろもろの意見交換。
8月4日(火)は、午前10時に岡山県早島町の佐藤友彦町長来訪。イングランドのSt.Annesというパリッシュとの姉妹提携の可能性を探るため単身出張されて来られたとのこと。30分ほど僕とお話した後、キルヒナー主任調査員からの、イングランドの地方自治についての一般的なレクチャーをお聞きいただいた。後日お礼のメールをいただいたが「St.Annesはパリッシュながら自分たちのcouncilをつくり、町づくりを進めています。我々とのTwinningについても積極的で、新しい市長以下で歓迎してくれました。二日間のスケジュールで町の姿は概ね掴むことが出来ましたが、風俗、習慣の異なる市民がお互いに交流することに大いに意義深いものを感じました。お互いの町が夫々key station になって両国の交流に貢献出来ればと期待しています」とおっしゃっておられた。話がうまく進めば、日本の町とパリッシュとの初めての提携事例になる。期待したい。
午前11時30分には、シンガポール事務所から望月所長補佐が来訪。今回は休暇でイギリスに来たので、事務所に寄ってくれたらしい。その後、12時頃には、昨日事務所に来られた陶山さんが再度来訪。スコットランドに調査に行く前に、資料の準備のため事務所のコピー機等をご利用になりたいとのことでお立ち寄り。昼食にもお誘いいただいたのだが、あいにく僕が弁当持参だったため、所長室にサンドイッチを持って来られて事務所でお話ししながらの昼食会。
その週の残りの日は、夏休みに入っている関係もあって、特に大きな行事なし。事務所での仕事に専念。
翌週も特に大きな行事はなかったが、この機会を使って、所員が手分けしてまとめている「英国の地方自治」の2009年版の総チェック。14日までに一通り所員から説明を聞き、宿題を出し終えて、僕自身の夏休みに入る。
15日(土)から23日(日)にかけては、夏休みで家族一同パリに行く。その間のことは、妻のブログに詳しく書かれている。
2009年7月21日火曜日
7月6日~20日
いろいろなイベントが連続的にあったため、落ち着いたら書こうと思っているうちに、どんどん書くべきことがたまっていくまま時間は過ぎる一方。
とりあえず、あったことだけを記録しておき、もし時間ができれば肉付けする方針で行こう。
6日(月)は、クレア本部に静岡県から派遣中の赤池さんご夫妻が来訪。夏期休暇でフランス・イギリスと回っている。赤池さんは、来年4月からロンドン事務所に勤務予定。その下見も兼ねているとのこと。事務所によってもらい、少し雑談。昼食は、事務所の所長補佐の人たちと。
で、僕自身の昼食は、地共連時代の知人で野村アセットマネジメントUKの社長として最近こちらにこられた渡辺さんとご一緒。電話ではお話していたけれど、再会はかなり久しぶり。一緒にカナダ、アメリカを視察して回った頃の話などで盛り上がった。
夕方、仕事終了後には再度赤池夫妻が事務所に寄ってくれ、有志でパブに繰り出した。
8日(水)は、サイボーズ社来訪。国産のグループウェア会社で、日本ではグループウェアのシェアトップらしい。知らなかった。ウチの事務所でも、Share360 というグループウェアを共用の予定表として利用させていただいており、重宝している。ただ、デザインが今となってはやや古くさいのと、メールの使い勝手が悪いのが弱点で、正直にそう申し上げておいた。
9日(木)は、昼にホテル・ジュメイラで時事通信社トップセミナーに参加。講師は、デービッド・ウォレン駐日英国大使で、演題は「英大使の見る日本の政治と社会」。日本の政治辛みの話もおもしろかったけれど、それよりも大使の父だったか祖父だったかがベラルーシ出身というのには驚いた。イギリスは、そういう人も大使にするんだ。度量が広い。この日昼食時に同席したのは、不動産エージェント「JAC Strattons」 の内田社長とペインクリニック「Dr. 伊藤クリニック」の伊藤いづみさん。内田さんはお父さんが英国教会の神父さんだとかで、不動産の話以外にも教会の話などをいろいろ聞くことができて、こちらも非常におもしろかった。
10日(金)は、宮本所長補佐、キース・ケリー調査員とバーミンガムに出張。バーミンガム市の地域再生事業の視察と、短期研修事業に関するバーミンガム大学との打ち合わせが目的。地域再生事業との視察では、元バーミンガム市役所で開発を担当しており、現在はバーミンガム大学博士となっておられるDr. Jon Bloomfieldさんの案内で、やはりバーミンガム大学のSimon先生ともども街中をたっぷりと歩いて、様々な取り組みをじっくり見させていただいた。中心街を道路中心から歩行者中心にするため、非常にユニークな構造に作り替え、実にモダンな都市に生まれ変わった。一方、まだ工場街が残って汚いところも同時に視察。また、運河も再生前の汚いものと、再生後の美しいものとの両方をみせていただき、その対比に非常に感銘を受けた。バーミンガム大学では、ちょうど卒業式に当たり、単に打ち合わせだけでなく、イギリスの老舗大学の卒業式風景を見ることができたのも、大きな収穫。
13日(月)は、仕事終了後、JETAAロンドン支部との意見交換会。JETAA担当の小川所長補佐、山口次長のほか、新しく事務所に来たばかりの引場参事、神林所長補佐にも参加してもらい、JETAAたちへのお披露目。英会話の練習でもある。UK代表のJosy、ロンドン代表のSharonをはじめ、Stewert、Hugh、Vanessa、Christine、Jesica とみんな元気で楽しい人たちで、大いに盛り上がった。
14日(火)は、仕事終了後に、引場参事、神林所長補佐の事務所歓迎会。事務所で軽食をつまんだ後、パブで一杯。その後、僕の自宅に有志で行って3次会。
15日(水)は、事務所主催の勉強会「スピーカーシリーズ」。今回は、先日グラスゴー大学でのセミナーでお世話になった戸田先生に、講師を務めていただいた。戸田先生は、産経新聞記者としてスタートし、退職後エチオピアの難民救済事業に従事した後、開発経済を学ぶためにグラスゴー大学で勉強し、結局そこにいついて、今はスコットランドのベンチャー企業が国際的に活躍できるための橋渡し役となるプロジェクトをやっているという非常にユニークな経歴の持ち主。期待通り、イギリスの教育事情、大学事情から、雑談では日本の政治談義まで、いろいろおもしろいお話を聞くことができた。
17日(金)は、午後4時半からJETROで広報連絡会議。隔月に行っている、在ロンドン日系機関(主として政府系)による、広報活動の打合会。通常の会議の後、商工会議所の人事異動で新たにメンバーとなられた、花岡事務総長の歓迎会も兼ねての懇親会も行った。
18日(土)は、午後4時の飛行機で家族が来訪。妻の姉とその子供達も、夏休みで一緒に来英。ヒースロー空港は、夏休みのため非常な混雑だった。
19日(日)には、早速市内観光。大英博物館を1時間ほど歩く。ツタンカーメンがいなくなっているのは、初めて知った。下調べもせず行ったため、結局ロゼッタストーンも見つけられず。その後、中華街で昼食。
20日(月)は、日本の海の日に合わせて、事務所休暇を設定したのでお休み。娘の候補学校の一つの見学に行く。学校視察後、リージェント・パークでくつろぐ。いったん帰宅して昼食を取ると、妻と義姉はハロッズへ買い物に。ほんと元気。
かくいう僕も、午後6時からは、大使館でJET出国者レセプションに出席。6時半からの大使の挨拶、JETAAの挨拶、JET出発者代表の挨拶の後、僕が乾杯の音頭。自分で書いた原稿で話したが、まあまあのウケだった。帰国者レセプションの時には、さらにがんばろう。終了後、JETやJETAAたちとパブに繰り出す。午後11時の閉店まで粘って帰宅。
とりあえず、あったことだけを記録しておき、もし時間ができれば肉付けする方針で行こう。
6日(月)は、クレア本部に静岡県から派遣中の赤池さんご夫妻が来訪。夏期休暇でフランス・イギリスと回っている。赤池さんは、来年4月からロンドン事務所に勤務予定。その下見も兼ねているとのこと。事務所によってもらい、少し雑談。昼食は、事務所の所長補佐の人たちと。
で、僕自身の昼食は、地共連時代の知人で野村アセットマネジメントUKの社長として最近こちらにこられた渡辺さんとご一緒。電話ではお話していたけれど、再会はかなり久しぶり。一緒にカナダ、アメリカを視察して回った頃の話などで盛り上がった。
夕方、仕事終了後には再度赤池夫妻が事務所に寄ってくれ、有志でパブに繰り出した。
8日(水)は、サイボーズ社来訪。国産のグループウェア会社で、日本ではグループウェアのシェアトップらしい。知らなかった。ウチの事務所でも、Share360 というグループウェアを共用の予定表として利用させていただいており、重宝している。ただ、デザインが今となってはやや古くさいのと、メールの使い勝手が悪いのが弱点で、正直にそう申し上げておいた。
9日(木)は、昼にホテル・ジュメイラで時事通信社トップセミナーに参加。講師は、デービッド・ウォレン駐日英国大使で、演題は「英大使の見る日本の政治と社会」。日本の政治辛みの話もおもしろかったけれど、それよりも大使の父だったか祖父だったかがベラルーシ出身というのには驚いた。イギリスは、そういう人も大使にするんだ。度量が広い。この日昼食時に同席したのは、不動産エージェント「JAC Strattons」 の内田社長とペインクリニック「Dr. 伊藤クリニック」の伊藤いづみさん。内田さんはお父さんが英国教会の神父さんだとかで、不動産の話以外にも教会の話などをいろいろ聞くことができて、こちらも非常におもしろかった。
10日(金)は、宮本所長補佐、キース・ケリー調査員とバーミンガムに出張。バーミンガム市の地域再生事業の視察と、短期研修事業に関するバーミンガム大学との打ち合わせが目的。地域再生事業との視察では、元バーミンガム市役所で開発を担当しており、現在はバーミンガム大学博士となっておられるDr. Jon Bloomfieldさんの案内で、やはりバーミンガム大学のSimon先生ともども街中をたっぷりと歩いて、様々な取り組みをじっくり見させていただいた。中心街を道路中心から歩行者中心にするため、非常にユニークな構造に作り替え、実にモダンな都市に生まれ変わった。一方、まだ工場街が残って汚いところも同時に視察。また、運河も再生前の汚いものと、再生後の美しいものとの両方をみせていただき、その対比に非常に感銘を受けた。バーミンガム大学では、ちょうど卒業式に当たり、単に打ち合わせだけでなく、イギリスの老舗大学の卒業式風景を見ることができたのも、大きな収穫。
13日(月)は、仕事終了後、JETAAロンドン支部との意見交換会。JETAA担当の小川所長補佐、山口次長のほか、新しく事務所に来たばかりの引場参事、神林所長補佐にも参加してもらい、JETAAたちへのお披露目。英会話の練習でもある。UK代表のJosy、ロンドン代表のSharonをはじめ、Stewert、Hugh、Vanessa、Christine、Jesica とみんな元気で楽しい人たちで、大いに盛り上がった。
14日(火)は、仕事終了後に、引場参事、神林所長補佐の事務所歓迎会。事務所で軽食をつまんだ後、パブで一杯。その後、僕の自宅に有志で行って3次会。
15日(水)は、事務所主催の勉強会「スピーカーシリーズ」。今回は、先日グラスゴー大学でのセミナーでお世話になった戸田先生に、講師を務めていただいた。戸田先生は、産経新聞記者としてスタートし、退職後エチオピアの難民救済事業に従事した後、開発経済を学ぶためにグラスゴー大学で勉強し、結局そこにいついて、今はスコットランドのベンチャー企業が国際的に活躍できるための橋渡し役となるプロジェクトをやっているという非常にユニークな経歴の持ち主。期待通り、イギリスの教育事情、大学事情から、雑談では日本の政治談義まで、いろいろおもしろいお話を聞くことができた。
17日(金)は、午後4時半からJETROで広報連絡会議。隔月に行っている、在ロンドン日系機関(主として政府系)による、広報活動の打合会。通常の会議の後、商工会議所の人事異動で新たにメンバーとなられた、花岡事務総長の歓迎会も兼ねての懇親会も行った。
18日(土)は、午後4時の飛行機で家族が来訪。妻の姉とその子供達も、夏休みで一緒に来英。ヒースロー空港は、夏休みのため非常な混雑だった。
19日(日)には、早速市内観光。大英博物館を1時間ほど歩く。ツタンカーメンがいなくなっているのは、初めて知った。下調べもせず行ったため、結局ロゼッタストーンも見つけられず。その後、中華街で昼食。
20日(月)は、日本の海の日に合わせて、事務所休暇を設定したのでお休み。娘の候補学校の一つの見学に行く。学校視察後、リージェント・パークでくつろぐ。いったん帰宅して昼食を取ると、妻と義姉はハロッズへ買い物に。ほんと元気。
かくいう僕も、午後6時からは、大使館でJET出国者レセプションに出席。6時半からの大使の挨拶、JETAAの挨拶、JET出発者代表の挨拶の後、僕が乾杯の音頭。自分で書いた原稿で話したが、まあまあのウケだった。帰国者レセプションの時には、さらにがんばろう。終了後、JETやJETAAたちとパブに繰り出す。午後11時の閉店まで粘って帰宅。
2009年7月5日日曜日
6月29日~7月5日
この間も盛りだくさんだったけれど、ごくかいつまんで、主なものだけ。
6月30日(火)から7月2日(木)にかけて、Yorkshire 地方の Harrogate市で Lacal Goverment Association の年次総会が行われた。うちの事務所は、この年次総会に毎年ブースを出してきたけれど、今年は「Bronz Sponcer」として、ブースのほか、各種掲示やパンフレットなどに、事務所のロゴも出してもらうことにして、露出を高めることに。また、ブースも、昨年はJNTO(政府観光局)からもらってきた日本の自治体の観光パンフレットを配ったり、観光PR用DVDを流したりといった企画で、今ひとつ「クレアらしさ」に欠けていたという反省の元、今年は、日本の自治体のベスト・プラクティスを紹介することを企画し、所員、特にローカルスタッフのJesonや東京都派遣の木村所長補佐に、かなりがんばってもらった。
ベストプラクティスとしては、「環境」「高齢者福祉」「産業振興」をテーマにそれぞれ2~3地域の施策を取り上げたけれど、その中では、リサイクル(徳島県上勝村)、風力発電(青森県)、介護セラピー用ロボット「ぱろ」(茨城県、富山県)などが注目を浴びた。
特に、富山県に「ぱろ」について問い合わせた際、業者から実物を無料でお借りすることができることに話がつき、ブースに本物を用意することができたため、効果は絶大。大いにPRとなった。
僕自身は、30日と7月1日の2日間だけの滞在で、カンファレンスのうち、前駐米大使の講演、自治体の市民対応の実践演習を役者を使ってロールプレイとして行うワークショップ、学校の国際交流の実践例を紹介するワークショップなどを聴講。他の仕事の関係もあって、昨年行ったSolaceカンファレンスに比べて滞在期間が短かかったのがやや残念だったけれど、今年のJapan Day Seminarに向けての関係者とのお話や、来年に向けての課題やアイデアなども得られて、それなりに有意義だったと思う。ちなみに、Harrogateは、想像以上に垢抜けて良い街だった。イギリスの田舎は、やはり侮りがたい。
1日(水)は、Harrogateから帰ってきたその足で、そのまま午後6時半から大使館で行われた、「自衛隊の日」の記念式典に参加。立食パーティだったけれど、さすがに疲れた。大使館の大塚書記官、JNTOの吉田所長ご夫妻など、馴染みの方とお話ししたほか、吉田ご夫妻と一緒におられた、カーディフに長年在住し、今も日本人学校などおお世話をされておられるという松井みどりさんとお会いし、ウェールズの良さについていろいろなお話を聞くことができたのは、おもしろかった。
2日(木)は、朝10時半から、JET Programme の出国前オリエンテーションに、小川所長補佐と一緒に出席。会場は Queen Mary University of London の People's Palaceという名前の建物内の教室。この日はよく晴れて非常に暑い日だった上、会場はJETに参加する若者達の熱気でむんむん。実に暑かった。
会を主催してくれている EJEF の岩永照子社長の司会で会が始まり、まずは大使館の岡庭公使のご挨拶。公使は帰国子女で海外生活も長かったとのことで、さすがに英語は堪能。原稿なしで、ジョークも交え、おもしろおかしくJETたちの日本生活での注意点などをお話しされ、JETたちもリラックスして聞いているのがよく見えた。次が、エディンバラ総領事館から井上書記官の挨拶。こちらは、あらかじめ用意してきた原稿を読む挨拶だったけれど、やはりジョークも入れており、なかなかのもの。それに引き替え、その後に続いた僕の挨拶は、まず原稿からして型どおりのおもしろみのないものだったし、しかもそれを単に読むのさえ緊張してかなり早口になってしまい、散々な出来。猛反省。僕に続いた小川所長補佐も、英語は本来うまいんだけれど、やはり初めて大勢の前で話をするというので、緊張してか早口になってしまっていた。課題は多い。
続いて英国外務省の担当からの挨拶だけれど、これは挨拶というより、日本に行ってトラブルに遭った際に具体的にどのような行動を取るべきか、また、そもそもトラブルを未然に防ぐためにどのような準備をしていくかといった非常に実践的な内容に関するプレゼン。しかも、パワーポイントのスライドに加えて、非常に凝った作りのショートビデオ付き。恐れ入った。
しかし、わかりやすい話をするためには、パワーポイントという手があるかと、勉強になった。
そして、British Councilの方から、英国と日本との学校交流についてのお話があり、その後、今年のJET達のお世話をしてくれるミキトラベルからの話が始まるところで、岡庭公使と僕は、先に退席させていただいた。
3日(金)は、12時から商工会議所主催のパーマストン会。この日の講師は、海老原紳英国大使ということで、いつもより集まりが良かったような気がする。場所は、シティにある London Capital Club。日本外交が現在直面している問題について、単に英国との関係にとどまらず、北朝鮮問題や中国問題、アメリカ問題などまで、率直に語っていただき、大変勉強になった。やはり、英国大使までされるほどの人の話は、説得力が断然違う。また、大使の話意外にも、その前に昼食時間中に、たまたま隣の席になったAlpine Electronics of UK社長(欧州副支配人)の井上氏とのお話も勉強になった。クレアが最近大阪府の橋下知事などから批判され、厳しい立場に置かれていることに関して、単にやっていることが「国際交流」というものであれば、今や民間でもできるし現に役所よりはるかにやっているのだから、そのような機能を担うものは、いらない。しかし、「外交」は昔から、そして将来も「国」の仕事でアリ続けると思うし、外交の中の「ソフト外交」になると官民の境界はあいまいになるけれども、やはり「国」なり地方も含めた「政府」としての役割はあり得るのだろう。要は、やっている仕事に、民間ではできない「外交」であるのだと胸を張って言える中身があるのかどうかということだ。というご意見。この日の講演テーマにも関係しており、胸に刺さった。JET Programmeも含め、まさにそういうものをやってきたし、これからもやり続けるのだという気概はあるものの、現実にはそうでない仕事も多いような気もする。いろいろ考えさせられた。
6月30日(火)から7月2日(木)にかけて、Yorkshire 地方の Harrogate市で Lacal Goverment Association の年次総会が行われた。うちの事務所は、この年次総会に毎年ブースを出してきたけれど、今年は「Bronz Sponcer」として、ブースのほか、各種掲示やパンフレットなどに、事務所のロゴも出してもらうことにして、露出を高めることに。また、ブースも、昨年はJNTO(政府観光局)からもらってきた日本の自治体の観光パンフレットを配ったり、観光PR用DVDを流したりといった企画で、今ひとつ「クレアらしさ」に欠けていたという反省の元、今年は、日本の自治体のベスト・プラクティスを紹介することを企画し、所員、特にローカルスタッフのJesonや東京都派遣の木村所長補佐に、かなりがんばってもらった。
ベストプラクティスとしては、「環境」「高齢者福祉」「産業振興」をテーマにそれぞれ2~3地域の施策を取り上げたけれど、その中では、リサイクル(徳島県上勝村)、風力発電(青森県)、介護セラピー用ロボット「ぱろ」(茨城県、富山県)などが注目を浴びた。
特に、富山県に「ぱろ」について問い合わせた際、業者から実物を無料でお借りすることができることに話がつき、ブースに本物を用意することができたため、効果は絶大。大いにPRとなった。
僕自身は、30日と7月1日の2日間だけの滞在で、カンファレンスのうち、前駐米大使の講演、自治体の市民対応の実践演習を役者を使ってロールプレイとして行うワークショップ、学校の国際交流の実践例を紹介するワークショップなどを聴講。他の仕事の関係もあって、昨年行ったSolaceカンファレンスに比べて滞在期間が短かかったのがやや残念だったけれど、今年のJapan Day Seminarに向けての関係者とのお話や、来年に向けての課題やアイデアなども得られて、それなりに有意義だったと思う。ちなみに、Harrogateは、想像以上に垢抜けて良い街だった。イギリスの田舎は、やはり侮りがたい。
1日(水)は、Harrogateから帰ってきたその足で、そのまま午後6時半から大使館で行われた、「自衛隊の日」の記念式典に参加。立食パーティだったけれど、さすがに疲れた。大使館の大塚書記官、JNTOの吉田所長ご夫妻など、馴染みの方とお話ししたほか、吉田ご夫妻と一緒におられた、カーディフに長年在住し、今も日本人学校などおお世話をされておられるという松井みどりさんとお会いし、ウェールズの良さについていろいろなお話を聞くことができたのは、おもしろかった。
2日(木)は、朝10時半から、JET Programme の出国前オリエンテーションに、小川所長補佐と一緒に出席。会場は Queen Mary University of London の People's Palaceという名前の建物内の教室。この日はよく晴れて非常に暑い日だった上、会場はJETに参加する若者達の熱気でむんむん。実に暑かった。
会を主催してくれている EJEF の岩永照子社長の司会で会が始まり、まずは大使館の岡庭公使のご挨拶。公使は帰国子女で海外生活も長かったとのことで、さすがに英語は堪能。原稿なしで、ジョークも交え、おもしろおかしくJETたちの日本生活での注意点などをお話しされ、JETたちもリラックスして聞いているのがよく見えた。次が、エディンバラ総領事館から井上書記官の挨拶。こちらは、あらかじめ用意してきた原稿を読む挨拶だったけれど、やはりジョークも入れており、なかなかのもの。それに引き替え、その後に続いた僕の挨拶は、まず原稿からして型どおりのおもしろみのないものだったし、しかもそれを単に読むのさえ緊張してかなり早口になってしまい、散々な出来。猛反省。僕に続いた小川所長補佐も、英語は本来うまいんだけれど、やはり初めて大勢の前で話をするというので、緊張してか早口になってしまっていた。課題は多い。
続いて英国外務省の担当からの挨拶だけれど、これは挨拶というより、日本に行ってトラブルに遭った際に具体的にどのような行動を取るべきか、また、そもそもトラブルを未然に防ぐためにどのような準備をしていくかといった非常に実践的な内容に関するプレゼン。しかも、パワーポイントのスライドに加えて、非常に凝った作りのショートビデオ付き。恐れ入った。
しかし、わかりやすい話をするためには、パワーポイントという手があるかと、勉強になった。
そして、British Councilの方から、英国と日本との学校交流についてのお話があり、その後、今年のJET達のお世話をしてくれるミキトラベルからの話が始まるところで、岡庭公使と僕は、先に退席させていただいた。
3日(金)は、12時から商工会議所主催のパーマストン会。この日の講師は、海老原紳英国大使ということで、いつもより集まりが良かったような気がする。場所は、シティにある London Capital Club。日本外交が現在直面している問題について、単に英国との関係にとどまらず、北朝鮮問題や中国問題、アメリカ問題などまで、率直に語っていただき、大変勉強になった。やはり、英国大使までされるほどの人の話は、説得力が断然違う。また、大使の話意外にも、その前に昼食時間中に、たまたま隣の席になったAlpine Electronics of UK社長(欧州副支配人)の井上氏とのお話も勉強になった。クレアが最近大阪府の橋下知事などから批判され、厳しい立場に置かれていることに関して、単にやっていることが「国際交流」というものであれば、今や民間でもできるし現に役所よりはるかにやっているのだから、そのような機能を担うものは、いらない。しかし、「外交」は昔から、そして将来も「国」の仕事でアリ続けると思うし、外交の中の「ソフト外交」になると官民の境界はあいまいになるけれども、やはり「国」なり地方も含めた「政府」としての役割はあり得るのだろう。要は、やっている仕事に、民間ではできない「外交」であるのだと胸を張って言える中身があるのかどうかということだ。というご意見。この日の講演テーマにも関係しており、胸に刺さった。JET Programmeも含め、まさにそういうものをやってきたし、これからもやり続けるのだという気概はあるものの、現実にはそうでない仕事も多いような気もする。いろいろ考えさせられた。
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